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歯医者さんにフッ素を飲まされた日

最近、日本の水道水に発ガン性物質である金属のフッ素が混ぜられていたり、日本の水道水に含まれる塩素濃度は海外の基準値をはるかに超えて、実は体にとって危険ラインすれすれという話題を耳にします。

日本では歯磨き粉にフッ素を混ぜることがあたかも「虫歯予防に効く」とイメージされがちですが、そもそも虫歯予防にはならないそうですね。

それどころか、人の体に入ることで、松果体がやられてしまいます。

できれば口に入れたくない、毒物だということです。

そんな話題を耳にすると、10代の頃に通っていた歯科医院での恐ろしい出来事を思い出しました。

私は親の勧めで13歳から歯列矯正をすることになりました。

別にガタガタの歯並びだったわけではありませんでしたが、

不正咬合といって、前歯の噛み合わせが逆で、上の前歯よりも下の前歯がわずかに前に出ていたので、「そんな歯並びをしていては、お嫁に行かれなくなる」と心配した母が嫌がる私を歯科医院へ無理やり連れて行ったのです。

私自身は歯列矯正なんてする必要を感じていませんでしたが、何しろ母の意志が固く、選択の余地はありませんでした。

その歯列矯正に初めてとりかかった日。

虫歯治療と違って時間がかかるとのことで、他の患者さんがいない夜に来てください、と言われて診療時間が終わるギリギリに行きました。

診察台に上がると私の歯に矯正器具を装着していくのですが、

夜7時頃に始まって、終わったのは21時を過ぎていました。

ものすごく時間がかかっていたのを覚えています。

そして、歯に矯正器具を装着する直前で、脱脂綿に湿らせたフッ素を歯と器具に塗布してから器具をつけていくのですが、途中から面倒になった様子で

フッ素を脱脂綿につけることをしないで

原液の入ったボトルのまま、私の歯にビシャビシャと直接ふりかけていきました。

フッ素が舌にあたって酸っぱく感じたのを今でも覚えています。

でも口を開けっぱなしの状態ですから、

嫌だとか、やめてください、ということもできませんでした。

それに当時は歯医者さんのフッ素が危険なものとは知らなかったのです。

私の歯が虫歯にならないように使っている薬品なんだと思っていました。

今思えば、その状態で1時間くらい口を開けていたわけですから、

舌下吸収されていたと思います。

それが13歳の時。成長期です。

そして不自由な矯正器具を口の中につけたまま

10年以上も我慢強く歯科医院に通い続けました。

歯列矯正で10年以上ですよ!?

私の10代は矯正器具と共に過ごしたわけです。

さすがに高校入学後、周りの友人で歯列矯正を経験した人がいると

自分の歯並びは治るのに時間がかかりすぎていると感じました。

友人たちは1~2年で矯正を終えているのです。

歯科医院でそのことを訊ねたこともありました。

けれども答えは

「もう少しだからね」

というだけでした。

やがて大学を卒業し、社会人になった私は

いつものように歯科医院に通う日々でしたが、

ある日、突然、歯科医師が矯正器具を外し始めました。

とても急だったため、とまどいましたが、

10年以上も口の中にあった煩わしい異物が取り除かれたことが嬉しくて

器具をはずしてもらえただけで後のことはどうでもよくなっていました。

「もう治ったんですか?」

と訊くと、今後は自宅で使えるシリコン製の器具を寝る前に口に入れて、

就寝中はそのシリコン型を噛みながら寝てください、と言われました。

私としてはもはや自分の歯並びよりも

矯正器具からやっと解放されて自由になった喜びしかありませんでした。

それまでの私は、笑ったときに銀色の矯正器具がギラギラ光っているのがとても嫌で、中学、高校、大学と自分の笑顔に自信が持てず、人と話をするときは口元に手を持っていって、口を隠すようにクセがついていました。

銀色の矯正器具がついていない白い歯で

好きな人にも思い切り歯を見せて笑顔を見てもらえることが

どんなに嬉しかったか、わかりますか?

しばらくシリコン型を自宅で使っていましたが、あるとき鏡を見て気づきました。

私の不正咬合は治っていなかったのです。

13歳の頃のように、かみ合わせは上の前歯が下の前歯の後ろに少し入ってしまっています。

10年以上も矯正器具をつけていたのに。

歯科矯正は保険適用外だから、100万円はかかっています。

治っていないのに、矯正器具をはずしたのはどうして?

不審に思い、歯科医院を訪ねてみると、私は唖然としました。

歯科医院が建っていたはずの場所がさら地になって、そこになにもなかったからです。

びっくりして言葉も出ませんでした。

その後、歯列矯正を専門とする東京・六本木の歯科医院に相談したこともありましたが

一度他の歯科医院で矯正が失敗している歯並びを治すことはできないと断られました。

それでも母が散々心配していた結婚だってできましたよ。

そりゃあそうです。

歯のことで結婚を渋るような人だったら、結婚なんてしません(笑)


水道水に危険な高濃度フッ素が混入しているという話が

忘れていた青春時代の記憶を呼び覚ましてくれたので、

何かのお告げかもしれないと思って書いてみました。


教訓)フッ素を使いたがる歯医者さん、かなり多いです。フッ素を使う歯医者さんは、ひとまずやめましょう。フッ素ではなく、オゾンを使う歯医者さんであれば信頼の余地はありますよ。

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