良い支援者と悪い支援者
《お品書き》
①総論
②実例
──《補足》──
③愚痴+改善策
④ADHDへの思い+締めくくり
①精神疾患の福祉現場には、良い支援者と悪い支援者がいる。
以下特徴を羅列していく。変なのに当たったと感じているがどうにも確証が持てず自尊心を奪われる一方の人がもしいたら参考にされたら嬉しいです。
良い
言ったことを否定しない
基本精神疾患とは思考のバグのような病でもあるため、彼らは矯正に掛かる。
②例えば
「〔デート代がかかりすぎて〕生活が苦しい。頼むから改善策を考えてもらいたい」
という相談を持ちかけたとします
彼らは、「そっかあ。大変だねえ。何か心当たりはあるの?自分で。きついなら一度収支を全て自分で書き出すのも手かもよ?」
「ちょっと書き出すのがきついです」
「なんで〜?」
「書くのが苦手で、でもやってみます」
「また、わからないところがあったら教えてね。一緒に考えることもできるから。ただし、無理はしないでね。体調が一番だから」
「はい。本当にありがとうございます。お気遣いも頂き嬉しいです。ありがとうございます。」
こんな感じ。
悪い
言ったことを否定する。言ったことからこちらのマイナス情報を引き出す。おまけにそこを突く。更に矯正を試みて、駄目なら突き放す。
「〔デート代がかかりすぎて〕生活が苦しい。頼むから改善策を考えてもらいたい。」
「別にいいけど。そう言えばさあ〇〇さん彼女いたよね?最近デートしてるの?」
「・・・はい。」
「どのくらい月にしてるの?」
「一、二回です。〔事実は三、四回〕」
「どのくらいお金一回に使ってるの?」
「大体三千円から、多くて5000円未満です。〔事実は10000円〕」
「あのさあ、まずはそこから改めないと。自立したいんだろ〜?今デートなんかしてる場合?そりゃ、会うなとは言わないよ?こっちも。ただ、優先順位考えないと。」
「はい。ありがとうございます!」
体罰かよ。
結構わらにもすがる思いだったりします。なのに傷口に塩を塗ってきます。
リアルな話を書きました。架空のやり取りですが、エッセンスはほぼ実話です。
──《補足》──
基本的に支援はピラミッド構造のため、上に行けば行くほど良質な支援、つまり良い支援者と巡り合う可能性が高くなります。例えば、臨床心理士や
良質なソーシャルワーカーなどに出会えれば、一生物の御縁だったりします。精神疾患をお持ちでも、頑張ることに無意味さは無いのです。これは私の価値観に過ぎないです。
努力しない人を誰も擁護しないのは多分古今東西同じだと思います。ただ支援者にはどう考えても《負の連鎖に加担してるのではないか?》とおぼしき人も一定数います。そして貧困層に近い部分に行くほどそういう人は多いです。つまり抜け出せない構図です。誰でも私のように反骨精神を持ち合わせているわけではないので。
他人に自分の問題をすり替えて転嫁する人は〔誰でもそういう部分はありますが〕多いです。
③以下、私の考える改善策です。
主にB型事業所に焦点を絞って書いています。
・計画相談の資格基準を変える。私の行ったことのある事業所では「営業成績を勝ち取れ!」みたいなことが書かれたホワイトボードがありました。一瞬目を奪われたことは言うまでもありません。我が目を疑いました。心ある事業所もあるのですが多分問題の多い利用者は抱えないんですよね。悩ましい問題です。具体的には、利用者からのフィードバックで剪定してもらう。サービスなのに国庫から賄われてると言うのがおかしい。もっというとお役所体質を辞めたほうがいい。何か第三者機関を設ける。精神疾患利用者の当事者を置く。剪定・選別・淘汰はある意味当たり前です。例えば就労移行支援などは、れっきとした商売です。利用者が来なければ閉所です。少しでもビジネス要素を組み入れる必要性があると思います。
B型事業所って私も詳しくは知りません。ですが本来就労を目指すための一時退避所なんです。就労する意思がないのなら、どうぞデイケア・地域活動支援センターへ。本当にそう思います。また、永遠10年同じ人が同じ事業所で代わり映えもなく支援者も本気で目標設定を持たせずやり続ける。いかがなものか。多様性とは別問題のような気がします。目的に沿った運営を。そして、それができないのなら、目的意識の大切さを語る支援者を置かないほうがいいです。精神疾患を持つと思考の病気になります。具体的には、例えば統合失調症の遂行機能の低下と言った症状が現れます。だから目的意識を持てという。ですが、B型事業所に目的意識は無いと思います。少なくとも私の通っていたところはそうでした。いかん、ヒートアップしてる。
とにかく。私のついて頂いていた計画相談は、初期の事業者は無意味でした。
後にお世話になったところは本当に素晴らしい方でした。あまりB型事業所とかに出入りしてる人はおすすめいたしません。例えば・付けてもいいが、全部セルフプランでやる。受け入れられないなら、今回は御縁がなかった。と突っぱねてもいいです。セルフプランとは、計画相談をご自身で考えるやり方です。良い訓練になります。私も経験あります。正直考えるのが大変でした。ですが・提出期限までの計画性・文章に沿った書き方を意識すること・簡素にまとめる練習 など、一般社会で生きるエッセンスを学べました。いい経験になりました。是非おすすめです。
④B型事業所を改善することは実際問題不可能です。ですので、私1個人として、どうやればそこから抜け出せるか?またどうやればうまく利用できるか?利用者として活用の仕方を明記いたします。ぜひご参考にして頂ければ。特に悪い支援者との距離のうまいとり方に焦点を当てて明記いたします。
・出勤を欠かさない
難しいと思います。人によります。多分気質もあります。ですが支援者は出勤しない人には特に辛辣です。これは日本の福祉のほぼ全ての方向性、ビジョンが一般社会に適応することに主眼をおいていることに起因します。当たり前っちゃあ当たり前です。ですが、フリーランスとか起業とかいわゆるADHD気質ぽい人の支援は元来行っていません。苦しいと思います。ですが、かのマイケルジョーダンも苦しいルーティンをこなしました。コービーブライアントもコンサータ服用の噂が無くなったあとに出ていました。彼らほどの成功者でさえルーティンワークを大切にします。コービーは4時に起きて夜10時くらいまで練習していたそうです。ここで言いたいのは、ADHDはルーティンワークの中でこそ花開くと言うことです。これは世界の名だたる成功者が皆徹底して習慣化を行っていることにも実証されていると思います。多分気質を飼い慣らすには、相反するやり方を取り入れる必要があるのでしょう。
B型事業所では徹底的にルーティンワークを重要視します。つまり彼ら《悪い支援者》の言うこと《仕事に関する事実》だけ受け入れておけば万事OKだと私は思います。
バランス取るのが非常に難しい部分だと思います。ですが、私がそうでしたが野望を抱く、野心的な人ってADHDぽい人が多く、簡素なルーティンワークを嫌う傾向があります。ですが、ホリエモンの言うことを当てにしてはいけません。成功したいなら、正攻法を取るべきです。甘い甘言には、それなりの成果しか伴わない、と私は思います。
・生活の相談を彼らに持ちかけないこと
余計なストレスを生むばかりです。この辺は《良い支援者》に頼るのがいいと私は思います。つまり良質な計画相談や、きちんと臨床心理士を配属できていて、日常的に接することのできるクリニックをご自身で探すんです。行動力が身につきます。決断力も身につきます。自立心も芽生えます。責任を取ることを覚えます。悪い支援者は、過保護な親のように何でも相談と言う名の元に、干渉を好みます。ですので《相談するときはメモを箇条書にして臨むのがベターだと私は思います。》
何より箇条書きと言うフォーマットがあるとそれに沿った思考が必要です。これがADHDの人には劇的な訓練になります。
存外彼らは自分達の支援が功を奏したと喜びます。私は自分で取り入れただけです。心で《思い込みだよあんたらの》と軽蔑します。ですが、処世術とは得てしてそういうもの、と自制心も鍛えられると私は思います。全ては訓練です。
図らずとも、B型事業所は多動性・衝動性の強いADHDぽい人の悪いところをうまく封じる支援内容となっています。目に見えにくいミッションです。私の経験則です。ですが、一人でも多くの利用者さんが、それに気づいてB型事業所を有効活用するための一助にこの寄稿がなれば幸いです。
途中散乱したな。読みづらかったらすみませんでした。
読了、心の底より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。