ミステリー

重い話はあまり好きじゃないけど、実際に存在する東京駅というシンボルが出てくるとなると、だいぶ興味はわいてくる。
自分の知ってる東京駅を思い浮かべながらいろんな想像がふくらむ話だった。
夏樹静子さんの本はこれが初めて。
ミステリー作家ということだけ知ってて、ここにきて初めて読んでみようかなと思えて、そして読んでみたらあっというまにひきこまれて。

建設会社の内情とか、あってはならないけど実際にあったかもと思えてくるし、
実際そういえば昔、別件で資材ごまかして作ったマンションの事件があったなぁと
ずっと忘れてた事件も思い出したり。
信憑性のあるような具体的な話に作り上げていくことがうまいんだなぁと、
この本で夏樹静子さんのミステリーにはまりそうな予感がした。