アイダホ州のワクチン投与に関する法案の功罪
アイダホ州でmRNAワクチンの接種を犯罪化する法案が出たというニュースを見た
HOUSE BILL NO.154 (2023) - Vaccines, misdemeanor (idaho.gov)
アイダホ州法典(Idaho Code)に次の条文を挿入するという案である
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18-926 mRNAワクチンの投与
(1)法律のその他の規定にかかわらず、アイダホ州において、個人もしくはその他の哺乳類に対し、mRNA技術を用いて開発されたワクチンを提供し、または投与してはならない。
(2)この条に違反する者は、軽犯罪(misdemeanor)で有罪である。
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この動きには功罪がある
「功」は、mRNA技術の信頼性に改めてメスを入れる問題提起をなし
パニックが去った後の冷静な判断を人々に促すものである
「罪」は、流行している陰謀論の片棒を担ぐ突飛な異論として
注目され、科学的根拠のある慎重論を巻き込むことである
この下記の記事は
必ずしも慎重論を排除しないが
読めばやはりこの犯罪化法案のおかしさを否定する
新型コロナのmRNAワクチン投与を犯罪化、アイダホ州で新法案 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
Twitterでこの法案を「それ見たことか」と宣伝する
人々は
その法案の「罪」の方も見てほしいと切に思う
真っ当な慎重論が消されないために
新たな科学的・医学的技術は
「禁止」されたとしても
必ず賛同者も利用者も現れる
したがって
どのような科学的・医学的技術からも
ひとは自由になることができる
使う自由もあれば
使わない自由もある
距離をとる自由もある
というアプローチの方が
良いのではないかとわたしは思っている