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序曲のマーチ (エッセイ)


山根あきらさんの企画に参加させて頂きます。
字数2000字〜5000字未満 11/23〆切

#【タモリスト文学大賞】
#
【エッセイ部門】

▼   目次
プロローグ
1. できる上司
2. 悟り
3. 隙を与えない
4. 世にも奇妙な物語
5. 公平と中立
6.長寿番組の彼女
7. 序曲
8. noteを長く続ける秘訣
9. マーチ
10. 序曲のマーチ



プロローグ・タモリさん

タモリさんの事は、長寿番組でしか知りません。敢えて調べず、TVで拝見した印象と私の感覚だけで書いてみました。タモリさんファンに不快な思いをさせたら申し訳ありません。 
またタモリさんが著名すぎて、書く前に皆さまの記事お読みしたら、書けなくなりそうです。
投稿後、拝読させてください。
宜しくお願い致します。
では、タモリさん失礼致します。


(以下本文約2020字 動画説明文字数に含まず)



序曲のマーチ


1.
できる上司


私は、タモリさんは少し怖い。
名司会者だと思う。長寿番組も休む事なく
こなしている。リスペクトはしている。
以前お昼の時間帯にあってた長寿番組も。
歌の長寿番組も尊敬の念はある。


お昼の長寿番組のトーク。
タモリさんは切り込まない。
例え、その人が話題になってることすら、スルーしている。
その人が語らなければ、触れない。
サングラスに隠された目線で何かを感じとりながら、進行している。


補うかの様に、日替わりの司会ゲストが盛り上げる。完全にタモリさんは、その司会ゲストに
委ねる。
自分の番組だが、その司会ゲストが何をしようと責任はとるつもりの委ね方に見えた。
比較しては失礼だが、さんまちゃんはサブ司会者には任せない。一人で最後までやり抜くタイプだ。それはすごいエネルギーだ。
任せられるタモリさんはできる上司を思い出す。




2.
悟り


夜の長寿歌番組は、タモリさんが、次から次に出てくる最新の歌手や曲名を知ってるとは思えない。交わすトークもイントネーションは、ほぼ一定だ。
それでも親交のあるタレントさんとは
トークに弾むが一瞬だ。
知ったかぶりもしなければ、知らない事をムリに聞かないタモリさん。たまに微笑むが、あんなにエキサイトが感じられない歌番組の司会者も始めてだ。
進行は、隣にいる女子アナだろう。


亡くなられた俳優さんが歌うMVを流された時愕然とした。タモリさんはあまりにも淡々としている様に見えた。プロなら当たり前だが。
メディアで起こる事は、周知してるのだろう。
こんなものだと期待せず、悟っているのかも知れない。






3. 隙を与えない

見るからに仕立ての良いスーツと靴。
あれは、紳士たるものなのか、TVに出るからには、なのだろうか?
表情がうかがえないサングラス。
周りに隙は与えない。




4.
世にも奇妙な物語

「世にも気妙な物語」のナレーションは
うってつけだ。タモリさん自身の様だ。
芸能界で奇妙に映る人。

私にはそう見える。



5.
公平と中立


なぜ、奇妙に映るのか?
芸能界の様な摩訶不思議な世界で、
公平と中立を保っているように見えるからだ
そして、期待はしてないが人を信頼している。
いわゆる出来過ぎな人だ。



生活感も見せない。
プライベート写真も流出しない。
週刊誌スクープもない。
タモリさん宅に招待されたという芸能人がいるが、皆多くは語らない。
タモリさんが語られる事を好まない事を知っているのだろう。


出来過ぎな人は、孤高な人となる。




6.
長寿番組の彼女

黒◯徹◯さんの長寿番組でさえ、リサーチ済み的な脚本があり、黒◯徹◯さんの切り口で進行されていくが、あくまでも進行を握るのは彼女だ。彼女のペースに乗るしかない。
始めからシナリオがある事を前提に彼女の人間性で進行していく。彼女のオリジナル性から
公平、中立に見える。そこに計算は見当たらない。




7.
序曲

タモリさんは、相反して相手のペースを掴むまで、序曲を奏でるようだ。全体の開始に相応しい規模と内容を持つ。
その序曲を奏でるのに緊張もせず、組曲に繋いでいく。
音楽は、1人で成り立たない事を知っていて
タモリさんは、次のサブ司会者に潔く良く
バトンを渡して。組曲となる。
視聴者は、それに気づかないぐらい自然に魅せられるので、BGMの様な感じだ。




8. note
を長く続ける秘訣

とても素敵な序曲を生み出すのに、私は苦手だ。
その完全に見える、公平性と中立さが怖いのかも知れない。
冷ややかに見えるが、ああでないと、長寿番組
は無理だ。
タモリさんからは、noteを長く続ける秘訣を
教わってる様な気にもなる。
もちろん、プライベートはどんな方か知らないし、お若い頃のことは全く知らない。
ただ、たまたま目にしていたTVを見ただけの話しだ。

この曲を聞くとタモリさんを思い出してしまう。





   ドラゴンクエストV序曲のマーチ

   ※出典 YouTube作成者 Keng Ken



9.
マーチ

なぜだか、わからない。
ドラゴンクエストもシリーズで音楽が変わり
年代で編曲も変わるのだが、このドラゴンV序曲のマーチだけ、タモリさん登場の感覚に陥る。
団体の行進のマーチだからだろうか。




10.
序曲のマーチ


今から始まる何かを見事に足並み揃うマーチ
に仕上げる人に感じてしまう。
タモリさんの事を茶化す人は、ひと握りで
悪く言う人は聞いた事がない。

司会の始まりを序曲で捉えマーチにてプレイし、フィニッシュに持ってくる。
出来すぎて怖い人だ。
そして、どこにも隙はない。


私がテレビで見て感じるタモリさんは、森田一義(本名)を知り尽くし使いこなしている
     「いいとも」な人だ。



     タモリさんに敬意を込めて


          了



      山根さんの公募です。


                 サブリナ