エンタメか芸術か?
にっぽんど真ん中祭りに行ってきた。
全国からよさこいチームが集まって踊るというものだ。
と僕が気に入ったチームの話をした時、彼女はこう言った。
「確かに良かったけど自己満足な感じがしたよね」
一瞬理解ができなかった。
僕はそういう指標では見ていなかった。
確かに言われてみれば自己満足だった気もする。
ただ、そこに重要性を感じていなかった。
僕はよさこいを見るのが初めてだった。
大勢の人間が音楽に合わせて綺麗な踊りで表現するのを芸術作品のような感覚で見ていたのかもしれない。
しかし、彼女はそうではなかった。
彼女は好きなものを全部詰め込んだチーム、観客を巻き込むようなチームが好きだと言った。
そもそもの見方が僕とは違ったのだ。
作品として見ていた僕とエンターテイメントとして見ていた彼女。
どちらが正しいとかは多分ない。
ただ、前提が違うと見え方がまったく異なるのだなと思った。
ちなみににっぽんど真ん中祭りのコンセプトはこれらしい。
僕の見方は間違っていたのかもしれない。