悟り
①自分という概念は他者によって形成された事態なので自分と係性のある存在は自己の総体である。この総体に感情を降り注ぐとそこに愛が生まれる。人はこの愛によって方向性が生まれ、行動の発生源となり生きる希望、死ぬ理由が出来る。
②言語に確実性は無くあるのは蓋然的なイメージだけである。言葉というのは経験によって後天的に表象される観念物であって普遍物ではない。(そして言葉のみならず)自己の観念とは他者の観念と客観性のある事実の総体であり他者の観念によって言葉、思想、観念(理念、理想etc)が生成せれるので上文同様人生というものも普遍(絶対的)に存在してるのではない。総体は相対的で、この総体に感情を混入すると比較が生ずる。人は比較によって方向性が生まれ、行動の発生源となり生きる希望、死ぬ理由が出来る。
③意志に期待するな。科学と数字だけ信じろ。意志は成長する上で一番大事なものだが、意志は精神で、精神は身体(特に脳、腸)の健康度合いによって状態が変わる。そして幸福とは身体(精神)が良好な事を指す。つまり人生を健全かつ元気で幸福に生きたかったら生活習慣や人間関係に気を配れ。
④人生に意味はない。生きる意味は生存本能が勝手に探してくれるが人生の意味は誰も教えてくれない。何故ならないからだ。成長した、幸福になった、モテた、子孫繁栄した、地位名誉を得た、酷い目にあった、仲間を失った、病気に罹った。だからなんだ、結局死ぬ。だから人生に善悪はない。善悪というのは総体が生存に近いか否かの話であり人間が勝手に作った単なる言葉遊びである。自殺しようが人を殺そうが法律を破ろうがそいつ自身の善悪は本来的には思慮され得ない。ただそいつ(そいつに関わる総体)が生存に不利になるだけである。だからこそ人生は自由でもっと開放的なものである。か