出会えてよかった人。
忘れられない上司
私は今まで色んなところでバイトをしてきたが、
その中でも、とある2人の店長さんには本当に出会えてよかったと思っている。
なぜ他の上司とその2人は違うのか考えてみた。
すると、2人にはある共通点があったのだ。
それは、疑いのエネルギーが感じられなかったこと。
私は仕事をしていく中でミスも多かったと思う。
しかも、所詮「学生バイト」の身分である。
大体の人だったらそんな学生バイトがミスでもしようもんなら
・あいつは仕事をちゃんとやっているのか?
・あいつがまた同じようなミスをしたりしないだろうか?
と多少なりとも疑いたくなるだろう。
仮に大きなミスをしていなかったとしても、
学生である以上サボっていないか監視されることもあるだろう。
しかし、あの2人は違った。
私がミスをしても、うまく仕事がこなせなくても、
私を100%信頼してくれていたのだ。
その頃の私はきっと全然仕事なんてできていなかったし
社会のルールやマナーなんて理解していなかった。
きっと無意識のうちに失礼な行動をいっぱいしてたかもしれない。
それでも、私のことをそっと見守ってくれた。
私以上に私のことを信じてくれていたんだと思う。
本当に感謝してもしきれない。
信頼とは自分の選択を信じるということ
なぜそんなに部下のことを信頼できるのか考えてみた。
答えはシンプルだった。
店長自身が自分のことを信じているからだ。
店長は自分自身で部下を雇うか否か、解雇するか否かを決めることが出来る。
要するに、辞めさせたいと思うなら辞めさせることだって可能なのだ。
しかし、あの2人は私を雇うことを自身で選んだ。
自分の選択を信じて、その選択に責任をちゃんと持っていた。
だから、店長自身が雇ったその人も信頼することが出来たんだと思う。
エネルギーは伝わる
言葉にしなくたって、ちゃんと伝わっている。
怒っている人を見れば怒っていることが分かる。
それはなぜか?
怒りのエネルギーが伝わってくるからだ。
実際に「怒っています」なんて言わなくたって
なんとなく察することが出来る。
言葉ではオブラートに包んでくれていたとしても
部下に対する疑いのエネルギーはちゃんと伝わっている。
エネルギーはウソをつかない。
だから私も、もっと自分の選択を信じて
もっとこの世界を信頼できる人間になりたいと思った。