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定年オヤジの下手の横好き趣味日記 #87 誤植チェック

誤植

 本の出版では、作者の文章を製本する前に間違いがないか、体裁は大丈夫かなどチェックする「校正」・「校閲」という作業があります。
 しかし人がやる作業ですので漏れもあるようです。特に専門的な内容の場合、専門性がない校閲者が担当した場合は漏れの可能性は高くなりそうです。

 最近読んだ「笑う数学:KADOKAWA 2018年発行」は数学の書籍ですが、その160ページの数式の記載は「33+44+33+55=3435」となっていました。
これは3の「3の3乗+4の4条+3の3乗+5の5条」の和のことでしょう。
 これくらいは私でもおかしいと思いますが、校閲の過程でスルーされてしまったようです。
 KADOKAWAさんに確認したところ、しっかり回答してくれ、やはり「3乗」など累乗させる表記が正しいとのことでした。

 本の読み方として、自分が得意な分野の書籍の場合、ツッコミどころを探しながら読んでみるという楽しみ方があるかもです。

石原さとみ
 少し前のドラマで校閲担当者を描いた「地味にスゴイ! 校閲ガール」がありました。校正は文字の間違いをチェックしますが、校閲は内容をチェックする仕事です。彼女は文字の間違いも確認していたようでしたが。

AI 

 現在の文章作成はパソコンで書かれているのでしょうから、AI にチェックさせてもよいはずです。100%依存するのではなく、「ここ、おかしいんちゃいますか?」と疑問個所をリストアップするだけでも業務効率化につながるように思います。
 医療現場でもAI での診察が導入され始めていますが、この場合も可能性がある病名や画像での怪しい箇所がリストアップされ、医師が再確認する流れになっています。
 AI を毛嫌いするのではなく、うまく住み分けることを考えていくべきでしょう。

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