定年オヤジの下手の横好き趣味日記 #187 握力と死亡率
定年後に大事な4K(関係、健康、小遣い、興味)の中で、今回は健康・興味に関する時間の使い方について紹介します。
握力を鍛えよう
以前、握力を鍛える「リストボール」を紹介しましたが(note #71)、握力を鍛えることは寿命と相関があることが報告されています。
臨床医学のトップの科学雑誌「Lancet:ランセット」に掲載された研究ですが、握力が5kg低下すると死亡リスクが16%増加するとのこと。特に新血管系の死亡リスクが17%上昇しており、脳卒中のリスクも9%上昇しました。
年を取ると、ペットボトルのふたが開けにくくなったというヒトも多いと思います。
これは握力の衰えによるものでフレイル症状の一つですが、握力は全身の筋肉量を知る指標にもなっています。
握力を鍛えることは、全身の筋肉もバランスよく使えているか、鍛えられているかとも関連しています。
身近に握力を鍛える器具(トップの写真)やボールを置いておき、テレビを見ながらなどのすき間時間に使ってみましょう。