#34CHAT GPTをどう活用するかはその人次第 〜あくまで手段〜
皆さん、こんにちは。
サッカー、旅行、読書、Voicy好きのコウチャンマンです。
今回も読んでいただきありがとうございます。
CHAT GPTを使ってみて感じたことを記事にします。
たくさん使ったわけではありませんが、思いついたらなんでも使ってみようと心がけています。
疑問に思ったことや、調べたいこと、何気ない検索に使ってみると発見がたくさん。
先日も記事にしましたが、息子の卒業式に参列しました。
そこで以前から校長先生の式辞は、考えるのが大変だろうと思っていたので、CHAT GPTで作ってもらいました。
「卒業式における校長先生の式辞の例を教えてください。
この時、2つのことを必ず入れてください。
①命の大切さ
②努力の大切さ」
と、メッセージを送ると次のように返してくれました。
さて、皆さんいかがでしょうか。
参考にはなりますが、そのまま使うわけにはいかないでしょうね。
万能なものなどこの世にない
このとき、「使えないよね」という声が聞こえてきそうです。
このように考えている人は、CHAT GPTは結果を与えてくれるという考えなのでしょう。
あくまでCHAT GPTは道具です。
万能なものなどこの世にはありません。
私は、この文章を読んでこんな風に考えました。
「メッセージの送り方を工夫しないといけないね」
例えば、「卒業式」としており、校種を指定していませんでした。
CHAT GPTは道具なので、どのようにメッセージを送るかで変わってくるはずです。
つまり、使い方次第でよいものにもなれば、悪いものにもなるということです。
このようなものが出てくると、すぐに結果を求めたがる、即効性を求める人がいます。
そんなの正直無理です。
どのように活用するとよいのかを実験しながら成長していけるようにしましょう。
実は教育も同じです
この考え方は教育も同じです。
すぐに学力が上がる方法、整理整頓ができる方法、自分の考えを表現できる方法があると信じている人がいます。
そんな一声で変わることがあったら苦労はしません。
今の学習指導要領に「主体的、対話的で深い学び」という言葉が出てきました。
理念は過去の学習指導要領にも記載されておりますので、整理しただけです。
詳細を話してしまいますと、時間がかかるので今回は言いませんが、目新しいことではありません。
また、学習評価も3観点に整理されました。
お子さんがいる方は通知表等を見れば変更されたことが分かると思います。
教育行政にいると、次のようなことをよく聞かれました。
「主体的に学習に取り組む態度」はどのように評価すればよいですか。
これは、裏にこのような意味が隠されているのです。
「評価する方法を教えてください」
つまり、万能な評価方法を教えてほしいと。
正直言いますと、そんなものありません。
だから、色々と試行錯誤をしていくのです。
私も現場にいるときは色々試してみました。
その中に失敗もありましたよ。
もちろんその時の生徒には申し訳ないとは思いますが、教師が試行錯誤していく姿勢を見せていかないと、生徒は常に正解しないといけないと思ってしまいます。
正解しないといけないと考えて育った生徒は大人になった時にチャレンジをするようになるでしょうか。
だからこそ時間をかけて、即効性を求めるのではなく、先を見通して教育は進めないといけないのです。
社会全体がそのことを理解し、未来に投資をしていかないといけないんですね。
このような視点が持てれば、社会は変化してくるんじゃないかと思います。
さて、今回はCHAT GPTを使ってみて感じたことを教育につなげて記事にしました。
「よくわからないから使わない」「万能ではないから使わない」ではなく、新たなものをどのように活用するのかということを考えていきたいと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんにとって何か役に立てたら嬉しいです。
それではまた次の記事で!