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#119 教師の中途採用が学校を活性化させる

皆さんこんにちは。
サッカー、旅行、読書、Voicy好きのコウチャンマンです。
今回も記事に辿り着いていただき、ありがとうございます。
日々の気付きから、私の学校現場での経験や教育行政という立場から学校を見てきた経験を皆さんのお役に立てたらと思い、記事にしております。

いよいよ年度末まであと1週間。
自治体によっては25日が修了式で、締めくくりという学校も多いのではないかと思います。

そこで、初めにお二人の先生のことについて、お話しします。

「渡辺道治」先生

過去のご自身が出された学級通信をもとに配信をされています。
学級経営等のヒントがとてもあり、聞いていて学びになります。
その他、様々な講座等も開設されているのと同時に、コミュニティを作るのがとても上手だなと感じています。
これから教師を目指す人、今四苦八苦している人は聞くととても参考になるはずです。

「坂本良晶」先生

書籍も多数出しておられ、教育界にはかなり影響を与えているかたですね。
ICTの活用はもちろんのこと、時間の使い方など参考にすることはたくさんあります。

さて、どうしてこのお二人を取り上げたのかと言うと、この力のあるお二人とも今年度末で教師を退職されます。
Voicyを聞けば分かりますが、お二人とも学校だけに収まる人ではないので、いつかはこうなるかなと思っていました。
ただ、同時にこの日が来るとは思いませんでした。

私が最初に思ったことは、次のステージで頑張ってもらいたいということです。
正直なことを言うと、優秀な人材が学校からいなくなるのはさみしい気持ちも少しあります。
このお二人と同様に、次のステージに行くために教師を退職した方がいるのも知っています。

と、そこで考えてみたのは、もしお二人が公立の学校現場に戻りたいと思ったときに、戻ってくる場所はあるのかと考えました。
基本的には、再度教員採用選考を受験しないといけません。
新卒の学生と同じ枠というわけではありませんが、現状では年1回の選考を受験するしかないんですね。
そして、基本的には「教諭」で採用されるわけです。
(東京都は次の選考からキャリア採用と言って、主任教諭で採用される場合もあります)

皆さん、お二人に教諭という立場で戻ってきてほしいですか?

私は、「NO」です。
恐らく、次のステージで様々な力をつけてくるはずです。
だったら、管理職や主幹教諭、教育行政職で戻ってきてもらいたいと思いませんか?(もちろん本人の希望が最優先ですよ)

しかし、現行の制度ではこのような形で採用されることはないでしょう。
でも、スティーブ・ジョブスはAppleに戻ってきたときにはCEOで戻りました。
ヘッドハンティングと言われるように、他社から上級職に引っ張ってくるというのもよくある話ですよね。
でも、学校の世界にはそういうことはありません。

教諭以外での採用が可能であれば、人材の流動性がより出てくると思うんです。
私も行政職にいますが、仮に退職して他のことをやり、再度教育現場に行きたいと思ったときに、教諭からというのでは戻る気にならないですね。
管理職を目指すにも8年前後は教諭で働かないといけませんから。
であれば、私立学校に行けば柔軟に採用していただけるかもしれないなとも思ってしまいます。

教師不足が叫ばれている中、受験者数を増やす、退職者数を減らすということばかり言われておりますが、私は人材の流動性をもっと柔軟にするということが必要だ考えています。
もしかしたら、自治体によってはこのようなことが行われているかもせしれません。
時々、民間校長というような言葉も聞きますから。
でも、民間副校長、主幹教諭、指導主事などは聞かないですよね。

このような時代だからこそ、新たなことを考えてもよいのではないかと、お二人の退職を聞いて感じたところです。

最後に、お二人の次のステージでの活躍に期待しましょう。
そして、どのような立場からでも教育界を盛り上げて、発展していけるように取り組んでいきたいと思います。
私も、教育行政という立場から頑張っていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんにとって何か気づきがあれば嬉しいです。
それではまた次の記事で!

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