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#50非日常が気付きにつながる

皆さん、こんにちは。
サッカー、旅行、読書、Voicy好きのコウチャンマンです。
今回も記事にたどり着いていただき、ありがとうございます。
日々の気付きから、私の学校現場での経験や教育行政という立場から学校を見てきた経験を皆さんのお役に立てたらと思い、記事にしております。

昨日、今日とお休みをいただき、自宅におります。
夏休みではありません・・・。
なぜかというと子どもがコロナとなってしまったからです。
誰かが子どもの食事等の準備はする必要はありますし、いつ容体が急変するとも限らないですから仕方ないですね。

2日間のお休みは私にとって、非日常です。
そして、普段やらないこともやることになったわけです。
その一つに「庭の水やり」があります。
普段は家族の他の人が水やりをしてくれています。
子どもも学校でバケツで行う稲づくりをしている関係で、水をあげることに興味があるため、そのついでに水やりをしてくれています。
しかし、この3日間くらいは水やりをする人がいなかったことに、今日私は気付きました。

なぜなら、大葉が完全にしおれていたからです。
水をあげないだけでこんなにも変わってしまうのかと驚きました。
(素人丸出しですね。笑)
2時間くらい前にたっぷりの水をあげました。
現在は、しおれていたのがウソのようにピンピンしています。

生き物の生命力を感じると共に、環境を整えればこんなにも生き生きとするんだなと実感しました。
ただ、水をあげただけで生きる方法を伝えなくても生き生きしています。

これを学校教育に当てはめてみると、学校行事という環境があるでしょう。
例えば、運動会・体育祭になると、全員ではありませんが、急に頑張る生徒が増えてきます。
特に教師が「がんばれ!」と言わなくても、勝手に動き始めますよね。
しかし、これも環境づくりが重要です。

教師がクラス全体に指示して動かすことも可能でしょう。
しかし、教師主導で学校行事を動かしてしまうと、準備しているときや終わったときの学びはほとんどないでしょう。
生徒の実行委員と十分に話し合い、実行委員の生徒がどうしたいのか、そのためにどんなことが必要なのかを事前に問うことで、実行委員の生徒が決断してクラスに声掛けしていきます。
そうすることで、運動が苦手であっても、頑張る生徒も出てくるわけです。

私は実行委員の事前の話合いのときに生徒によくこんな問いかけをしていました。

「それで、あなたはどうしたいの?」

生徒はめちゃくちゃ考えるわけです。
考えたことを私にぶつけてきます。
学校行事のめあてから大きくそれなければ、私は基本的にはOKを出します。
(色々ありそうなときは教員間で情報共有しておきます)
そうすると、クラスの生徒から意見も出てきて、相乗効果が出てくるわけです。
時には意見が分かれることもありますが、その調整をしていくことで生徒は成長していきます。
私も最後の担任のときは、優勝できなかったクラスでした。
体育祭が終わった際に生徒にこう問いかけました。

「今、悔しいと思えた?」

恐らく、教師主導で指導を進めていたら悔しいとは思えないでしょう。
自分たちで進めたから悔しい、嬉しいという思いが湧き出てくるのではないでしょうか。

このように環境を整えることで子どもたちは生き生きとしてきます。
そのためには、教師に子どもと話す時間を作り出すことが必要です。
その時間を絞り出すためにやれることを進めていきたいと思います。
いつできるのかと言われると、苦しいですが、少しでも早く環境づくりを私も進められたらなと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
皆さんにとって何か気付きがあれば嬉しいです。
それではまた次の記事で!

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