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♯30夫婦の共有とひとりよがり

目に見えない気持ちと生活風景

親子、夫婦、兄弟。自分の身近な大切な人と理解しあって、心音(こころね)と自分を大切にしながら関わると、本当に愛と感謝が溢れてくると身をもって感じている。


とはいえ、数年前まではこんなにがんばってるのになんでー?と感じることが多かったのです。身近な人ほど、私の場合は甘えることができなくてすべてに全力投球だったなあと。


それは全力投球している、気持ちや物理的な生活の様子を共有できていないことも、「なんでー?」と感じる原因のひとつだったなと思うのです。


例えば、夫婦間の共有。子どもを授かり、法人の代表として東海地方から東京、大阪へ出張で走り回り、その上義理の母の介護をしていた30代前半のこと。


3歳と5歳の娘の育児は、早朝のお弁当づくりやその日の晩の夕飯の作り置きから始まって保育園へ送り出し、義母の食事介助と服薬や必要品の準備をし8時には自宅を出て、18時に娘たちと必死に帰宅。


1日仕事をしてクタクタになっていようが、毎日夕食をつくり食べさせてお風呂に子どもたちを入れて、隙間時間に食事・お風呂・リビングのすべての散らかりの片付けを同時進行しながら、21時に本の読み聞かせをして寝かせつける。


ようやくひと息ついて好きなハーブティーを飲みながらパソコン作業を始めたタイミングで当時のパートナーが帰宅。そこから再び、食事を準備して片づけると時計はもう23時。


当時を振り返ると、パートナーの目には「片づいたリビングで優雅にハーブティーを飲みながらパソコンする私」が映っていたと思う。


でも、その前の怒涛の2時間(たった2時間でやりきった私スゴイ!)で子どもや義母のお世話や、隙間時間に片づけしながら絞り出した「ハーブティーとパソコンとわたし」ということは、パートナーにはわからない。だって、見えないから。


夫婦間の共有方法

そうした過去を経験したからこそ、自分の想いや生活の様子を夫婦間で共有するってとっても大切だなと思うのです。


女性は、同時多発的に起こることをゴール(目指すもの)に向かって計算して、こなす能力がある「現場監督」の脳を持っていると言われていて。


特に、子育てや仕事をしている女性は「デキる女(ヒト)」こそ、短時間でアレコレやれてしまうので、後から「なんでわたしだけ」と感じることが多いのかも。


いまの私なら、2つの方法を試してみるなあと思います。1つは、まったくがんばらずに家の中はぐちゃぐちゃの状態でパートナーの帰り(22時過ぎ頃)まで、ゆるく子どもたちと過ごす(保育園の翌朝に響く)または、土日だけ実践もアリかも。


この場合、家のぐちゃぐちゃと子どもの夜ふかしがストレスになる可能性が高いのだけど、それは自分のモヤモヤとのバランスで優先順位を決める。そしてもうひとつは

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