#48 非常勤で働くということ
1.メリット
ⅰ.選べる働き方
フリーの看護師というとあまり馴染みがないかも知れませんが、直接施設などに属さず、非常勤として働いているという感じです。
働き方は自由です。日勤のみ、夜勤のみなどの勤務形態を選んだり、自分の興味のある分野や病院を偵察がてら働いてみて、よければ就職したり…。1カ所だけではなく、いくつも掛け持ちができます。例えば、訪問看護に興味もあるし、急性期病院にも興味があるという場合、週3〜4日訪問看護をし、週1回夜勤をするとか、数施設の夜勤をして、ひたすらお金を稼ぐということもできます。もちろん身体への負担は騒動ですが…。
ⅱ.基本的に一般業務だけ
常勤で就職すると、委員会や係活動や各種指導をすることになりますが、非常勤の場合は基本的に行うことはありません。
リーダー業務は、その施設や部署での経験の長さにもよりますし、その職場の看護基準や、方針によっても変わってきます。例えば、看護師と助手との夜勤であなただけが看護師だった場合、リーダー的役割を担う必要が生じます。
ⅲ.人間関係が楽
勤務に入る頻度にもよりますが、常勤の時ほど密度が濃くなくてすみます。もちろん、交代勤務ではない場合は、常勤と同じくらいの関係性が必要になることがいます。
何より、手に負えない相手がいれば、辞めるという選択肢があります。常勤の時と比べ、そのハードルの高さはだいぶ低いでしょう。
2.デメリット
ⅰ.保証が少ない
意図つの施設で一定時間以上働くと、保険などに入れます。しかし、それ以外の病欠や有給休暇などの取り扱いは、雇用条件によって大きく異なります。
ですから、あなたが何らかの事情で働けなくなった時には、収入がないということになる可能性がありますので、体調も家計や資産などをきちんと管理をする必要があります。
ⅱ.経験は積めるが、キャリアアップにつながるとは限らない
「〇〇の仕事をしたことがある」ということは言えても、出勤の頻度などによっては、履歴書に記載できず、口頭で説明することになります。保険に入れる程度の働き方をしていればもちろん記載できますが、週1〜2回では履歴書には書けません。
また、その職場でも、非常勤は常勤とは大なり小なりさがあり、非常勤は責任あることを免れることも多く、それをよしとするか、物足りないと思うかは、あなた次第になります。
私もいくつか非常勤を経験いていますが、何かあったときの対応を非常勤者にさせないという意味で、重要な部分は常勤者が請負うよう、配慮している職場が多い印象を持ちます。
まとめ
非常勤者は、身軽で好きに働け、人間関係も気楽なことが多いですが、生活の保証があるわけではなく、キャリアアップに繋がりにくいでしょう。
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