死ぬまでにしたいこと①
こんにちは、はじめまして
アースケアのインターン生、九喜楓大です。
少し前に社会人になるまでにしたい事①をお話させていただきましたが、今回は死ぬまでにしたいことについて共有させていただければと思います。
結論から申し上げますと社会問題の解決です。(デカ過ぎ😧)
特に薬物依存問題です。(ちょっと真面目な話しちゃって💦)
ちょっと難しい話ですが、私が大学で学んだ内容で一番感動した内容で面白いのでぜひ最後まで見て行ってください。
そもそもなんで
そもそもですが、大学では国際社会福祉学を専攻していて、そこでは国際的な社会問題について研究しています。
たとえば、人種差別、薬物依存、女性差別などについて学んでいます。
その中でも特に衝撃を受けたのが薬物依存問題に対するハームリダクションという考え方です。
ハームリダクションとは
ハームリダクションとは文字通り、害の軽減という考え方です。
今現在ある問題をいきなり100から0にするのでは無く、100から80,というように完治ではなく、リスクを減らしていこうよという考え方です。
これを薬物依存問題に当てはめていくと、今いる薬物依存者に対して薬物をいきなり禁止させるというアプローチをするのではなく、薬物依存者の健康被害や社会復帰を目指して寄り添っていこうということです。
海外では
少し分かりずらいと思うので実際に海外で行われている事例を紹介します。
スイスにはどんな違法薬物も使用が許可されている部屋があります。
私も最初聞いた時はなぜ!?と思いました。
その部屋には新品の注射器や清潔なガーゼが用意されており、専門の医者も常駐しています。
これは薬物中毒者が危険薬物を隠れて個人で使用すると衛生状態も悪く、様々な感染症のリスクがあり、もし危険な状態になっても助けることが出来ません。
そこでこの部屋で使ってもらうことによって、死亡リスクを減らし、カウンセリングを行うことで薬物からの脱却、社会復帰を目指します。いきなり薬物を禁止するのではなく使ってもいいから、最悪の自体は避けようよということです。
これこそハームリダクションの考え方です。
特に薬物問題では以前海外で薬物が流行った際に厳しく取り締まったが、逆に犯罪率や依存者が増えてしまったという例があります。
そこでも大麻などの一部薬物を合法化することによって、違法薬物を使う人が減り、ギャングなどによる犯罪をも減らすことに成功しました。
さいごに正直な話
私は大学でこの話にすごい感動して今までの考えをひっくり返されました。
でも薬物依存を無くすことは正直無理な話で、ハームリダクションの考え方のように薬物と上手く共存できるような世界になればいいなと思います。
一方で社会には、薬物なんて危険だから全面禁止にすればいい!や、薬物使用者は何をするか分からないし危険だから社会復帰はさせない方が良い!などの考えを持つ人もいます。
もちろん、その方たちの考えも理解できますし、ほとんどの人が薬物を使用したことがないので怖いと思います。
薬物問題に対してこういった極端な対策も成功すればいいですが正直海外の事例を見ていると、我々も拒絶するのではなくきちんと向き合い、柔軟な考えを持ってアプローチしていってもいいのではないかと思います。
ということで私が死ぬまでにしたいことは薬物問題の解決でした。解決といっても全面禁止という意味での解決ではなく、共存という意味での解決ですね。
少し長く難しい話だったかもしれませんが、次回はもう少し楽しい話をできればと思います。