Americaフリン君のホームステイ2023.7.15~8.9
なぜ3週間ホームステイにチャレンジしたのか?
フリンを受け入れする、つい11日前まで、長男Sがスペイン高校留学に行っていて、そのままアメリカのコを我が家に招いたら英語も伸びるだろうし、受け入れすることで、スペイン滞在中ホームステイさせてもらっていたホストの気持ちに気づくことがあるかな、とかホームステイしてた側として、フリン君にどうしてあげることが彼にとって良いかが一番分かっているんじゃないかな。そんなことで、初めて3週間の受け入れにチャレンジをしました。
(現在17歳の彼が3歳の時から、年平均3~4組の海外ゲストを(※)ヒッポのホームステイプログラムで受け入れ、世界中の人との出会いを楽しんできました。) (※)ヒッポファミリークラブの略
Flynn Miller(フリン・ミラー)くん
フリンは長年ヒッポと交流のあるアメリカ4‐H clubに4歳の頃から家族で参加していて、今回我が家にホームステイ。自然が大好きな16歳。
優秀で、学校では飛び級して1つ年上のコたちのクラスで勉強してるらしい(そんな優秀なコが我が家のような普通過ぎる家庭にいらしてくださりありがとうございます😭と伝えた笑)し、内部が壊れた時計も彼なら直せちゃうみたいだけど、InstagramやSNSも普通にやるし、車、バイク、スケボーが大好きな普通のコ。
「えーーーー!Realy??」だったのは、ハンバーガーは自家製しか食べず、外食で食べたことはない、なぜなら体に悪いから「I never go.」だそうで、相当ヘルシー志向な家庭環境らしい。ピザも✖~食べない。実際、我が家での食事 ばぁばの畑で採れた夏野菜(オクラ・ナス・きゅうり)は「おいしい、おいしい」と言って本当によく食べてくれた。アメリカ人て野菜嫌いで、みんなハンバーガーとタコスやピザが大好きだと勝手に思い込んでたけど、日本人にもいろんな人が居るように、いろんなアメリカ人が居るんだな〜って分かった✩︎⡱ま、そりゃそうか笑
フリンとのコミュニケーション
フリンは母語は英語だけど、感情を伝えるのには英語よりもスペイン語の方がより伝えられるということで、普段多少スペイン語を使うこともあるらしく、長男Sがスペイン帰りだし、私もなんならスペイン語が身近だったので、フリンとは最初スペイン語ムーチョで話していました。でも私の口から英語が出てくることももちろんあり、EnglishとEspañol mixで話せるのがとっても楽でした。例えば~ 「What do you eat at breakfast in Estados Unidos?」(太字だけスぺイン語)とか混ざっても 全然通じて会話そのものを楽しむことができました。日本語も使ったし、教えた✩︎⡱ 英語・スペイン語・日本語 あ~多言語って楽♪
食事は気張らず(日常を体験)
ホームステイは興味あるけど、どんなご飯を提供したらいいのか?!と食事のことが不安だったり、負担だったりでホームステイへのチャレンジに二の足を踏む方のためにご飯の紹介
【3週間のステイ中に私が作ったメニュー】
焼きそば・お好み焼き・明太子スパゲティー・たこ焼き・ハンバーグ・カレーライス・オムライス・味噌ラーメン・おそうめんと天ぷら・サーモンのムニエル・チジミ・生春巻き・おにぎり・ばぁばからもらった夏野菜料理(ナスのめんつゆ煮びたし、焼き肉のたれ野菜炒め、ピーマンとソーセージの炒め、オクラのおかかめんつゆ)・カップラーメン!
一人で頑張らなくても大丈夫!
ばぁばたちもフリンに会いがてら差し入れ等。
餃子・フライ(黒はんぺん・海老・レンコン・卵・オクラ・ポテト)・味噌汁・五味八珍
パパの休日には観光で→山梨県河口湖方面で「ほうとう」・回転寿司
☆外食 (ヒッポのイベントや活動への参加の為に、ちゃちゃっと食べれるものがほとんど)
台湾料理・すき家(3回)・丸亀製麺・フードコート・お弁当・回転寿司(←私の誕生日に、作りたくなくて)
⛺8/4~8/7ヒッポサマージョンキャンプに参加
(私もキャンプ参加で家事から解放♪)
☆民宿のご飯やバーベキュー
★★近所のメンバーパパさんが、フリンと話したいし、おいでよ~ってことで
持ち寄りご飯会
お仕事しながら、忙しい毎日だったけど ばぁばたちがご飯差し入れしてくれたり、大変な時はカップラーメンやお弁当・すき家にも頼りながら、普段食べている我が家の食事が日本食なので、飾らずにご飯作りしました。
ただ~我が家は鶏肉料理が好きでよく作りますが、フリンはお父さんがチキンアレルギーで彼も食べないとのことだったので、鶏肉料理は期間中我が家から消えました。ピザもとろけるチーズも消えましたw
こんな料理の数々でフリンが一番気に入って、アメリカに帰っても作りたいからレシピを教えてほしいと言われたメニューは何だと思いますか?
答えは・・ナスのめんつゆ煮びたしです!
本当に珍しいアメリカン BOY(笑)
そして、ある日は、フリンがアメリカでポピュラーなサンドイッチやセロリとりんごのピーナッツオイルスナックを作ってくれました。
ホームステイ中の過ごし方
私は平日はほぼ、働いているのと、日本の夏は暑い!日中は子供たちと一緒に家の中で過ごしました。本当に平々凡々な日常です。フリンは自然が大好きなので、毎日散歩だったり、自転車で自宅周辺を散策して楽しんでいました。「Muy Bonito」と見せてくれる写真には、え?そんなとこがきれいなの?と思うような、私たちには何でもない景色の写真を見せてくれることが多く、私たちには見慣れている風景が彼にはとても美しく見えるんだな~と感じました。海外のゲストを受け入れすると、どう「もてなす」か大人は考えがちだけど、ゲストにとってはどこだって初めて見る景色や全てが初めての体験だらけで「Muy Bonita Experiencia」なんだと思わせてくれました。
3週間で訪れた場所
色んな人のおかげで色んな所に行けました
・アップガレージ(中古自動車部品専門店)
・ヒッポメンバーの自動車整備工場見学
・用宗海岸公園
・東静岡スケボーパーク
・リユースショップ(Bookoff(服・本)・2nd street etc…)
・河口湖観光
・梶原山公園
・ヒッポのイベントやファミリー活動
・オクシズ佐藤園カフェ(抹茶かき氷)と川遊び
・長野県飯山市(ヒッポサマージョンキャンプ参加)
・久能山東照宮
e.t.c…
子どもたち
3週間のステイ中、彼も我が子たちも自然体でした。テレビやスマホも見るし、彼との会話ももっと話せよ、、と感じることが多々あり、私はよく「フリン~、フリン~」とよく声をかけ、話しかけ、仕事に家事にフリンへの気配りに正直大変だなぁ~と感じる時も多々ありました。子どもたちに「フリン君を受け入れしてどう〜?」と期間中1度、そして終わってから聞いてみたところ、「楽しかった、たくさん話せた。」と次男は言っていたし、長男は「フリン、いろんな人に出会っていろんな体験して良かったと思うよ~ 楽しかった~」と言っていました。フリンもしょっちゅう話かける訳でもなく、でも終わってから感じた、気づいたことですが、若者、子供たちにとってそれが普通であり自然体だったり、たくさん話せたという思いだったりがあり、おばちゃんの私はおせっかい焼きで、いつも退屈してないかな?といろいろ質問したり会話が途切れないように頭を働かせていたりして、そんなホストママもいるし、程よい距離感で自然体で普通に過ごせるホストブラザー達が居たり、そんなんで良いのかもしれません。
実は末っ子の娘は途中まで私が「フリン・フリン」連呼するだから、「ママをとられたみたいで寂しい、でも16歳で一人でアメリカから来て頑張っているから我慢してる」と告白してくれて「あらあら♡ごめんねw」ってことで気をつけました~(途中で聞いて良かった~笑)
フリンの「ことば」のこと
フリンはもともと、日本車や日本食が好きなこともあり、日本に来て、いろんな体験をすることを心から楽しみにしていたし、独学で日本語にも触れひらがなはゆっくりだけど、読める、でも話すまではいかないかな。という状態でした。先にも書いたけれど、普段のコミュニケーションは英語<スペイン語、そして日本語、込み入った話や話しても通じない時はお互いに翻訳アプリも出動させながらも沢山話しをしました。それが、8/4~8/7に総勢400人規模のヒッポのサマージョンキャンプに参加し(参加者は子供・大人・日本人や外国人)1つの民宿に20人ほどと一緒に過ごし、いろんな人たちと出会い、話しかけてもらい、遊び、笑い合い、寝食を共にし、さまざまなアクティビティに参加して4日後、我が家に戻って来た時、それまでとは比べ物にならないほど、彼から『これは日本語で何と言いますか?』とか『そ〜なんだぁ〜とはどういう意味ですか?』などの質問が増えて、日本語に対する興味と笑顔と積極性が増したを感じました。私は普段からヒッポで「多言語の自然習得」をしていますが、言語の獲得に必要な環境要素は「人」「音」「話す場」だと何度となく耳にしてきたし、理解してましたが、フリンのことば(日本語)への興味は確実に「沢山の人と出会い、沢山のことば(音)を浴びて、そこでことばのキャッチボール(遊び)」があったからだと確信しました。もちろんその過程には私たち家族やばぁば、じぃじ、静岡ヒッポメンバーや近所のコたちとの出会いや絡みも彼のことばと心を大いに育てたと自負しています。
私の英語とスペイン語
3週間フリンとは沢山沢山会話をしました。フリンはスペイン語で話してくれて、スペイン語で言えないときは「No se Español…」と言って流暢なEnglishが出てきたり。英語は流暢且つ早いのと、16歳の低音ボイスが聞き取りにくいな~と思うこともしばしばありました。私は長男がスペインに留学していた期間中(準備中から)多言語の中でもスペイン語にアンテナが立ち、聞こえるようになり、音だったのが、意味を持つ言葉になり、言えることばがすごく増えたので、フリンもスペイン語で話しかけてくれるからスペイン語で話すことが多かったし楽だったけど、途中から文法やボキャブラリーは少ないだろうけど、英語で話しかけたり、返したりすることが多くなっていました。なぜだろう、、、と考えると、我が家ではスペイン語でも、お店だったり、知り合いとの会話は英語が多かったりもするから、自然と英語のアンテナも立っていたんだろうな〜と思います。
「英語話せます!」という感覚って、そもそも必要?
ぶっちゃけ今でも、『英語話せるの?』と聞かれて「はい、話せます!」とは言えないんだけど、今回フリンを受け入れして感じたことは、『英語話せます!』っていう自信は要らないってこと。私の英語は評価的に言ったら「poor」かもしれないけど、フリンに会いに来てくれた人たちは、フリンが話したことを私に「今、何て言ったの?」って顔で見てきて、私がフリンが言ったことをその人に伝えるってことは、よ~くあった。そんな時、「あ、私 理解してるし、話してるんだ」って思えた。フリンは出会った人に伝えたいことがあるとき、私に向かってスペイン語・英語で話して「Habla Japonés」(日本語で伝えて)と言うので、私がフリンの伝えたいことを伝えてあげられた。私、ちゃんとフリンと会話してたし、仲良くなれたじゃん!フリンに会いに来てくれた人との間に入って伝えてあげることもしてたじゃん。ならそれで十分じゃない?
そもそも「話せる自信」なんて要らない、目の前に仲良くなりたい人がいたら、ぜーったい話すから、「話せる」とか「話せない」とかどうでもいい。考えてないで先に会おう。
チャレンジしたことで見えたこと
何度となくホームステイ受け入れをしてきた我が家も、コロナ明けで数年ぶり、そして3週間という期間、仕事もしつつ、子供たちはみんな夏休みで家にいる、旦那さんは仕事上、夏休みはほとんど家に居ない(泊りで出かけるので本当に居ない)それだけでも毎年大変な夏休みなのに、それでいての受け入れは、『楽勝だったぜ〜⭐︎』とは言えないし、言わない。でもフリンが来てくれたから、この夏休みはスペシャルだったと断言できる。私たち家族も普段より沢山の人と関わり、話し、出かけ、アメリカの様々な文化について聞いたり、シャイで日本人みたいなアメリカ人を目の前で感じ、何より少し大変と思うようなチャレンジで充実感や達成感を感じることができたし、自分のことばの成長、子供たちのことばの成長、心の成長、自然なふるまい、周りの人の温かさ、助けてもらうことは助けてくれる人へも出会いと体験をプレゼントしているんだということ。新たな気づきや体験ができた。こういう体験こそが『宝』だと思うし、子どもたちに贈れるプレゼントだと思う。大変だったけどやらせてもらって良かった、そんな3週間だった。
フリンに
「Do you want to back here?」と聞いたら
「YES! I'll be back soon!」と即答してくれた。
また会える日が来るといいな♪
番外編 (部屋 片付け)
初日は向かい入れるのに部屋を整えてお出迎え
1週間もしないうちに、いつも通りの散らかり。
でも、大丈夫。フリンに貸したスペースも段々散らかり始めた(笑) 気が緩むの同じくらいのペースだったね😏
それから服装や髪型も最初のうちは整えてたけど、これもまた我が家オウチゆるゆるスタイル。ホームステイってずっとお客さんにはなれない、段々と色々緩んで色んな姿を見せる。だから家族みたいになれるのかな( ˊᵕˋ* )
14年前、世界中に友達ができたらいいな♪ そんな思いで家族で歩み始めた始めた多言語活動ヒッポ
英語だけじゃない、多言語の世界は私たち家族を豊かにしてくれています。
超長くなりましたが💦
読んでくれて Muchas gracias!
HippoFamilyClub静岡市清水区 原真衣
毎週月曜19:00~20:45
清水長崎新田スポーツ交流センター
ヒッポ無料体験イベント
ヒッポファミリークラブ静岡市清水区(スリアファミリー)
Instagram
https://instagram.com/hippo_shizuoka_shimizuku?igshid=YmMyMTA2M2Y=