将来が有望な子の話  今回は文だけです。

本日、ツタヤにDVDを借りにいきました。
私のお目当ては「仮面ライダースペシャル」というもの。テレビで放送された特別回をまとめたDVDです。

お目当てのDVDを手に取り店内をうろちょろして、再度特撮コーナーに戻ってくると幼稚園くらいの男の子がいました。(Aとさせてください)
そばには小さな子も。(Bとさせてください)

B「お兄ちゃん、早くしてよ」
A「ちょっとまって!」

どうやら兄弟みたいなんです。それでお兄ちゃんの方がずっと仮面ライダーコーナーを物色していました。

B「何度もそれみたじゃん!幼稚園の子は新しいの見てるよ」←この会話で幼稚園生と判断
A「もう一度見たいの!何度でも見たいの!」

ああ、わかるよその気持ち。ソフトが手に入るまでは私も何度も借りました。

そう思っていると、Aくんが私の方を見てきました。どうやら手にとっていたDVDが気になったようです。

おにいちゃん、仮面ライダー好きなの!?

すっごく大きな声で聞かれました。
「うん、好きだよ」そう答えるしかありませんでした。

A「何が好き?何が好き?」
私「昔の仮面ライダーが好きかな」

A「僕ね、クウガ以降なら全部言えるよ!クウガ→ガッチャード!!!」

びっくりしました。スラスラと全部の名前を告げていきます。

私「すごいね。僕はそんなに覚えていないよ」←昭和ライダー知識しかない
A「お兄ちゃん、なんのライダーが好きなの?」

そんな小さな年で、ライダーって呼んでるのね。脱帽ですよ....
さっきは昭和って答えたから、本当なら、V3とか言いたいですけど、年代を合わせた方がいいよなぁ。

私「ガイム、とか?」
A「2013年放送の?」
私「うん。すごいね、放送された年までわかるんだ」

もう、びっくりですよ!こんな小さい子が放送年まで覚えてるとは思いませんよ、普通。

A「何で好きなの?」
私「僕が、小さい頃に見ていたから思い入れがあるんだ」
A「ふーん」

おいおい、聞いておいてその反応かよ。と思いつつも関心するしかありませんでした。
そのとき、Aクーンと呼ぶ声が。

A「あっママだ!お兄ちゃんバイバイ」
私「ああ、バイバイ」


と、嵐のように過ぎ去っていきました。
もう、なんというか凄がったです。短い時間だったんですけど、とにかく、濃厚でした。

僕は、このライダーが好きなんだ、ここが好きなんだ、を10人分くらい聞きました。

私もよく、仲が良い子に「このライダーのここがよくて、ウルトラマンのここがよくて、ガンダムのここがよくて」って言いますけど、それを軽く超える熱量でした。

本当に、繰り返しになりますが、びっくり。脱帽。その言葉しかないです。

小さい子と関わる機会が普段ないんで、なんというか、ちょっと疲れました。
ただ、あの子にとって少しでもいい話し相手になれたのなら幸いだと思った話でした。

下手くそな文章でしたが、これで終わりです!お付き合いいただきありがとうございました!

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