平成31年度 問2 解答作成方法解説と解答例
設問
次の枠に囲まれた文章は、フランス革命期(1789年~1799年)において、当時のフランスの言語状況に関する問題を提起する議会での演説である。フランス革命は歴史学研究において、身分制社会にもとづく地方分権の社会であった近世という時代から、人間の自由と平等の原則にもとづいて中央集権型の国家を目指す近代という時代への転換点と位置づけられており、日本の歴史に例えるならば1868年の明治維新に相当するものと言える。そのフランス革命期には、ほかにも、古い行政区画(旧州)の廃止や、メートル法の採用などさまざまな改革がおこなわれていた。また、フランス革命期には、フランスを取り巻く国々との間で常に戦争状態が続いており、自由と平等というフランス革命の原則を達成するためには、対外戦争に勝利する必要があったことにも注目する必要がある。次の問1と問2に答えなさい。
問2
枠に囲まれた文章の状況から約70年後のフランスの言語状況を示す図2を見て、枠に囲まれた文章のような状況から変化があったのかどうかを明記したうえで、自分が1863 年当時のフランスにおける首相であったならば、何を目的として、どのような政策を実行するのかを考えて、460~500字で論じなさい。その際、その政策をおこなうことによって生じる長所と短所をそれぞれ一つずつとりあげて説明すること。
<枠に囲まれた文章>
図2
攻略法(共通)
まずは設問を完全に理解
しっかりと資料から重要なポイントを読み取り抽出して箇条書きにする(正しい分析・考察)
その箇条書きの点をつないで(根拠の明確化)線にし、洞察を加えて面にして議論を構築(意見の的確な表現)
設定された字数内に落とし込む(論理的文章の構成)
ステップ1 設問を完全に理解する
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?