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人生終了白書


〇令和5年度の自殺対策白書が発表されました

令和5年版自殺対策白書|自殺対策|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

なので鑑賞しましょう。

〇自殺総数および年齢別内訳

総数 21,881人(昨年21,081人) うち男性14,746人(昨年13,939人)
女性7,135人(昨年7,068人)

考えようによっては少ないといえるし、多いともいえるわけです。
社会的な目標として自殺者を0にするという考えなのか明らかにすべきだと思います。

自殺の男女比

総数を見ると大体男女2:1になっていますが、5歳ごとの比較があったので見てみましょう
左から年齢区分 男自殺者数 女自殺者数

https://www.mhlw.go.jp/content/r5h-1-1-02.pdfより作成

小中学生は女性のほうが多く、高校生になると男性のほうが多いが3:2程度であり、20歳を超えると2:1に近づき、30~50歳ぐらいにかけては場合によっては3:1になるという傾向が見られました。

対策しなければならないのは中年男性の自殺なのではないでしょうか?(対策する気があるのなら。)

どうでもいいですが子供と若者と女性の自殺対策はするくせにおっさんの自殺対策はしないのですか?

星屑じゃない芸人でもない彼らと似たような名前を持つどっかの誰かが言ってたたかれたことは本質をついているのではないですか。

r5h-s1-1.pdf (mhlw.go.jp)




自殺方法

r5h-1-1-04.pdf (mhlw.go.jp)

全体として首つり・飛び降り・練炭の順に高く、自殺者の6割を占める男性は同様の傾向を示す(多数者なのである意味当然)が、女性は首つり・飛び降り・入水の順となる。

妊婦(および出産後1年)の自殺

r5h-1-1-04.pdf (mhlw.go.jp)

妊娠中18人、出産一年以内で47人、自殺理由とのクロス集計はなし。(というか集計したら個人特定されるから無理か)

外国人の自殺

r5h-1-1-04.pdf (mhlw.go.jp)
大韓民国・中華人民共和国・ブラジル連邦共和国の順。
在日の方々の自殺も含まれるのかよくわからないので略。


都道府県別の自殺・東日本大震災による自殺

r5h-1-1-06.pdf (mhlw.go.jp)
数は人口が多い都道府県が多い(東京・大阪・神奈川の順)だが自殺率は山梨・秋田・宮崎が多い。

自殺率に関して経年的に見る必要があると思われるので参考

東日本大震災を原因とした自殺は2人
統計?
なお2013年から統計を取り始めたらしい
平成26年版自殺対策白書 本文 (ndl.go.jp)


海外の自殺の傾向


r5h-1-1-07.pdf (mhlw.go.jp)

日本G7で参考値であるが自殺率最高(2020年)

男性の2020年の自殺率はアメリカが最高となる。


その他の海外と比較

2020年で突出して高い韓国ですが、参考のために比較してみると2015年ごろはリトアニアなどと並んで高いグループに属しており、2019年はリトアニアなどが下がったことによりトップとなる。
日本と他国を比較して、男性の自殺率は上位が何か国かあるのだが、女性の自殺率は韓国についで2位となっている。
(2015年ごろはガイアナ・スリナムの南米2か国が女性の自殺率で日本より上にいたが、近年の白書では消されているので不明)


因果関係は認められないが、女性の自殺率は相対的に他国と比べて高くなっている。

いったんおしまい。


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