学歴とその後の人生について考えてみる
いつも聞いている木下斉さんのvoicyですが、
4月8日9日はオーバーエデュケーションの話をしていました。
オーバーエデュケーションって何?って私にはなじみのない言葉でしたが、聞いてみると、なんだか腑に落ちる内容で、子どもの頃からの漠然とした思いが、その感覚は間違ってなかったんだって思ったんです。
学歴は重要なのか?
冒頭に紹介した木下斉さんのvoicyはこちら
プレミアムリスナーじゃないと聞けない内容もあるのですが、教育に関するすごく大切な学びが詰まっているなぁって思いました。
現場・実務と学びをクロスさせる
つまり、10代での経験が少ないのだから、そのまま目的もなく学ぶのではなく、いったん仕事をしてみてから、必要と思う学びをしていく。
つまり、学びなおしが大切と。
学びと言う投資が生きてくる。
そんな話だったように思う。
大学を卒業することがすべてではなくて、目的と手段をはき違えちゃダメってこと。
私が学生の頃は、男はやっぱり大学行かないといけないって言われる時代だったし、女は逆に大学なんて・・・って言われる時代だったような気がする。女は短大いけば十分って・・・。
私は、何気なく看護の短大にいったのだけれど、看護師になるには看護学校という選択肢もあって、看護学校の方が学費がすごく安いので、我が家の経済状況を考えると看護学校だったんだろうなぁ・・・と思いつつ、短大にいってみたくて行ったというのが本音。
もしかしたら、見栄みたいなものがあったのかもしれない。
でも、学校に行ってよかったのは、やっぱり楽しかったんですよね。授業も先生によってという面はあったけれど、看護を学問としてとらえることが出来たような気がするし。そして大学ではあるので、いろんな学部の人との交流もできて楽しかった(笑)。
看護師って仕事をしながら学ぶことが当たり前みたいなところがあって、私自身も患者さんのケアをしていくために必要な勉強を、院内外でしていたので、すごく楽しかったです。
でも、この時思ったのが、学校での勉強じゃなくて、仕事をしてからの勉強が本当に自分に必要な勉強だって思ったんですよね。
仕事と勉強をクロスさせることが大事。
これ、本当にそうだと思う。
でも、職場では新しく学んできた知識を取り入れたいと言っても、年配の方々には理解されず。たかだか1年目2年目の言うことなんて聞いてもらえなかった。でもそうやって、勉強、実践を繰り返すことが大事なんだと改めて思うことができたのは、大きな気づきでした。
私の兄たち
私には、年の離れた兄が2人います。もう二人とも還暦を過ぎておじいちゃんになっています。
長兄は、勉強があまり好きではなくて、あの頃はいわゆるヤンキーでした。地元の工業高校を卒業して、東京で就職。母曰く「勉強すれば頭のいい子なんだけどね」と。頭が良かったのか、私はわからないけれど、何をさせても上手って印象。父が事業で失敗したときに戻ってきてくれて、その後は仕事で成果も出して、我が家を立て直してくれました。
次兄は、おっとりしているけれど、優しい。そして以外にしっかりしている。大学は国立大学を自分のバイト代で通っていた記憶があります(ホントかな?)。そして一番に結婚して、仕事も家庭も順調?そうです。
兄たちは全然、性格も違うし学歴も違うけれど、少し小さな妹(私)からみたら、学歴の違いが卒業後の生活にどう影響しているんだっけ?って思った記憶があります。
ちなみに、私は親に学費を出してもらい、看護短大(国立)を卒業しました。一番、親に甘えた末っ子長女(苦笑)。
私の息子達
私、2学年違いで息子を3人産みました。
長男が小学校6年までは義両親と同居していたのですが、子ども達が小さい時に義母がよく言っていた言葉。
「外でお仕事するような人になりたくないでしょう。だからしっかり勉強して大学に入ってお父さんみたいに大きな会社に入るのよ」
まるで、職業差別か?ってびっくりしたことを覚えています。
子どもにそんな価値観を言わないでほしいと思いつつ、でも、義母には何も言えずにいました。
そのうちに、義母は私に「(孫は)男なんだから大学入れないとね!」と言うようになりました。男は大学にいかないとだめなのか?って、プレッシャーを感じたものです。
そんな義母の価値観を子ども達がどこまで記憶しているかわかりませんが、子ども達は無事大学を卒業。それも、長男は大学院まで行き、次男は薬学部。いやいや、ここまで頑張らんなんでもいいがに・・・。
そんなわけで義母は満足。私たち夫婦は学資ローンに追われる(笑)
これが、オーバーエデュケーションか(苦笑)
それでも、子ども達が自分で行きたいと言って行ったところなので、親として応援したのは事実。
3人の息子は高校まではすべて公立です。大学は行くもよし、行かないもよし。成績は、自分がやりたいことをかなえられるくらいの学力があればいい、やりたいことがわからなければ、選択肢が持てるようにある程度の成績は取っておこう、そんなふうに子ども達には言っていたと思います。
勉強のしかた、成績は子どもによってさまざま。
成績は中、まったく勉強しない長男は、行きたい大学が出来てから人が変わったように勉強したし。次男は、勉強はこまめにしていたけれど、あまり器用なタイプではなく、受験もヒヤヒヤ。三男は一番成績が悪かったけれど、好きなことに没頭するタイプ。
今はみんな好きな仕事についているのでそれも良かったのか。
私が子どもに言っていたのは、「仕事をしたら勉強が終わりじゃなくて、仕事の勉強をしていかないといけないんだよ。」
これは正解だったのかな、そんな答え合わせをしてみたのでした。