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小さな嘘

11/6(水)

近所に住む64歳のおじい、みちおとサ活。毎週水曜日は13時〜16時に、ぽっかり時間が空くので、決まって一緒にサ活をします。

今週も『赤城の湯』へ。水曜午後は前橋市民が500円です。

だいたい口論になるか、私が一方的に不愉快な想いをする誰得なサ活ですが、今週は仲良くワチャワチャ。2セットして無事解散。

毎週こうでありたい!!!
できれば毎週じゃなくて隔週がいい!!!
たまには水曜にゆっくりしたい!!!

そんなこんなで今回のサ活はおしまい😉ここからは余談を。

最近、仲の良い子について。

【19歳の大学生・野村君】

夕方、ショッピングモール的なところで清掃のバイトをしているのですが、そこの某テナントでバイトをしている野村君。

従業員用のエレベーターや喫煙所で遭遇することが多くて、今時こんな子いるん?な、超いい子。休憩室や喫煙所で席を譲ってくれるし。あらやだシルバーシート🤭

清掃員って大量のゴミを回収したり、時には嘔吐物やトイレの汚物を持っているので、同じエレベーターに乗ることを拒む従業員も少なくありません。

挨拶だって無視されるし、わたし長いこと俗に言うエリートだったから、こんなに露骨な職場差別があるなんて思いもしなくて。

それを気にして病んじゃう清掃員もいるっちゃいるんです。わたし?全然平気😉大丈夫。

頭がスッカラカンなアパレル共を基本的に見下してるから(差別🤭)、ホントに何とも思わなくて。

たとえば、アパレル女が目の前で何か落とすじゃん。拾おうとした時に大きい声で「触らないで!」って言われようものなら、反対側に思いきり蹴飛ばすからね。

そういう場面を何度も目撃している野村君。わたしに興味津々だったらしく、喫煙所でいきなり話しかけられました。

「お掃除の方ですよね?良かったら、お名前教えてくれませんか?」
「まずは自分から名乗りなさい」
「失礼しました。野村です」

最初はそんな会話だったと思います。

「普通の人じゃないですよね」
「年配者と話すのが好きなんです」

いちいち気分を害すことを伝えてくる子ですが「その言い方は、あんまりいい気がしない」とストレートに言うと、すぐに謝って訂正してくれます。

「昔からカタギの方ですか」
「お年を召した方と話したいんです」

結果もっとブチ切れるの巻。

将来のことや勉強のこと、恋愛のこと、流行っていること。若い子が放つ言葉にはいつもエネルギーが溢れていて、どんな表情だってキラキラと輝いています。並んで映ったガラスの中の私にボカシが入って見えるほど。

「僕のインスタなんですけど、見て下さい!これ!」

私も何度か行ったことのある日帰り温泉の入口で満面の笑みを浮かべる野村君と友だち。

〜風情ある温泉✨やばすぎる😄〜

そう書いてありました。BGMはK-popです。

私、ストーリーズで同じ温泉を「呪われた館!広間は死体で埋め尽くされる😱」とゴロ寝した老人たちを投稿した記憶があります。BGMは布袋寅泰のスリル。

見えるものの切り取り方が違うんです。純粋で前向きで、経験値が少ないから新鮮で。

「あ!インスタやってます?」 
即答しました。
「やってない」

それが昨日ついた小さな嘘。
恥ずかしいという感情を47歳にして学んだ瞬間でした。

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