【会社員を卒業します】独立決断前後の苦悩日記
2024年10月末をもって、会社員を卒業します。
自分の備忘録も兼ねて、決断までのプロセスを記録しようと思います。
※長文です!
独立を決断した経緯
めちゃめちゃ簡単に言えば、転職エージェントの仕事に飽きてきたから…笑
転職エージェントの仕事は、人と企業とのご縁をつなぐ、大事な役割の1つであることは、間違いないと思います。
転職エージェントとして働き始めた当初は、
「こんなに、色んな業種・職種があるのか!」
「”営業”という職種1つでも、業態やビジネスモデルによって全然違う、面白い!」
「世の中には、こんなに多種多様な人材がいるのか!」
「私は、全然世の中のこと、経済のことわかっていなかったけど、知ることが面白い」
という感じで、発見も学びもたくさんありました。
時を経て、転職エージェントとして長年働いていると、また別の面もたくさん見えてきました。
本当に支援が必要な人の役に立てているのか…
転職しても、人生が良くならない人がいる。中途採用をしても、状況が良くならない会社がある。
採用も転職も、もっと根本的なマインドの部分が大事なんだよな~
などと、転職エージェントができることの限界を感じてきました。
もっと生々しいことを言えば、
企業は、金にモノを言わせて優秀な人材を採用することに躍起になっている
でも、本質的な採用活動ができている企業は稀
(本質的な採用活動とは、企業も個人もWin-Winになれること)個人は個人で、転職エージェントに対して「良いところだけ使ってやろう」感がある。
(求人の情報だけ貰う、職務経歴書の添削だけしてもらう、自分の市場価値を知るだけで、実際転職はしない)ゲームチェンジが起こっていて、転職エージェントの存在価値が薄れてきている
※ゲームチェンジについては別の記事で言及します(たぶん)
まあ、
「それって、逃げや言い訳だよね」
「それが現実だよ」
「そういうものだよ」
と言われてしまえば、それまでです笑
でも、ずっとモヤモヤしたまま、「仕事が楽しい、やりがいがある」と感じられないまま、働き続けることに、やっぱり違和感を拭えなかったのです。
おばあちゃんになって、もうすぐ人生の終焉を迎える段階を想像してみました。
そしたら、
「あのとき会社を辞めていれば良かった」
と思うだろうな~と思いました。
だったら、後悔しない選択をしようって思ったんです。
退職する決断を迷った理由
「後悔しない選択=独立して自分のやりたいことをやる」
モヤモヤ、ウダウダしている状況から抜け出せるんだったら
万々歳じゃん!?
って感じですよね。
でも、実際はめーーーーーーーっちゃめちゃ苦悩し、迷いまくりました。
なぜかというと、今の会社は居心地が良すぎて、環境的には何の不満もないからです。
上司は人間が素晴らしく、とても優秀な人
仕事量や責任、負担の割には、給料は全然良い
休みは自由に取れる
残業もそんなにない
ノルマもない
副業ももちろんOK
基本怒られない
零細企業なので、業績こそ安定していませんが、会社員としてこの上なく自由で、環境的にはノーストレスで働けていたのです。
本当に、ありがたいです。
この環境を手放して、1人荒野に飛び出るのか…と思うと、
めちゃめちゃ怖くなりました。
それともう1つ。
というか、これが一番ブロックになっていました。
これまで育ててくれた、上司に申し訳ない…。
恩返しできていない…。
これだけ良い環境で働かせて貰えているのは、他でもない上司(社長)のお陰ですし、上司は私が駆け出しの転職エージェントの頃から、根気強く育ててくれた恩人です。
その恩人に対して、自分は何も返せていない。。。
そう思うと、本当に心が痛みました。
退職を伝えたときも、号泣しました。
「嫌な職場」
「大嫌いな上司」
「待遇も居心地も悪い職場」
だったら、躊躇なく(むしろもっと早く)決断できていたかもしれません。
「良い職場」
「素敵な上司」
「すごく恩義を感じている」
だからこそ、本当に悩みました。
退職・独立を伝えたとき、最初は引き留められました。
でも、最終的には私の思いを伝えると理解してくれ、応援してくれました。
本当に、素敵な上司に恵まれたなと、心底思います。
私がやりたいこと
さて、じゃあ独立して、どんな状態になりたいのか?
について語っていきます。
これは、自分の考えの整理をするために書くので、乱文になります(予告w)
「人の素敵なところを見つけて、肯定してもらう屋さん」になります
職業名、長!笑
適切な職業名が見つからないんですよ笑
コンサルでもないし、コーチング…もしっくりこないし
カウンセラー…に近いのかもしれないけど…
もうちょっと理解しやすい名前にしたくてですね笑
とにかく、私がやりたいと思っていることは、
「人の素敵なところを見つけて、それを伝えることで自己肯定してもらう」
ということです。
え?それって事業になるの?🤔
って思いますよねー。
私もそう思います笑
正直、マネタイズに関してはまだよく考えられていません。
でも、今の時代、これからの時代、
これだけデジタル化、効率化された社会であっても
社会を回すのはまだ人間だと思います。
(もちろん、多くの仕事がAIに取って代わられる…という未来が、近いうちにやってくるというのは認識した上で、敢えて言います。)
社会を回している人間たち。
どんどん心が疲れて、自己肯定感が低い人が増えていますよね。
なぜ、そのような状況になっているのか。
1つの要因として、
自分の心としっかりと向き合う時間を取っていないから
だと感じています。
自分の心というと、非常に抽象的な表現になりますが、要は
何に苦しみを感じるのか
何をしているときが楽しいのか
どんなときが幸せなのか
今すぐに感じられる幸せなことは何か
どんなことが悲しいと感じるのか
など、自分の感情(喜怒哀楽)をしっかりと見つめることです。
自分の感情、心を無視し続けていると、やがて心は悲鳴を上げて、壊れてしまいます。
だから、自己肯定感が低く、心が疲れている人が増えているのだと思います。
そして、心と向き合うことは、一見簡単にできそうなことですが、
実は1人ではなかなか難しいことなのです。
どんなこともそうですが、自分の頭で考えたり、アイディアを出したりするのは1人では限界がありますよね。
なので、私はクライアントさんが自分の心と向き合うためのサポートをしたいと考えています。
なぜ、「自己肯定してもらう屋さん」になろうと思ったか
転職エージェントの経験を活かして、副業で色んな方の転職相談に乗ってきました。
ご相談いただけるクライアントさんは、もちろん最初は「転職の相談」をしに来てくれている方がほとんどなわけですが、中には
転職活動よりも、その手前のことで悩んでいる人
自分という人間が、どんな価値があるのかわかっていない人
自分を否定し続ける癖が付いている人
会社に洗脳されちゃっている人
など、転職相談ではなく、人生相談みたいになったことがたくさんありました。
面談を行う中で、
クライアントさんの素敵な部分を見つけて伝えたり
クライアントさんが気付いていない得意なことを見つけたり
頭の中でぐちゃぐちゃになっている感情を整理したり
ということをさせてもらった結果、ものすごく喜ばれたんです。
最初は転職相談のつもりだったのに(お互いに)、人生の価値観の話になったり、「自分を大切にしようね〜」という話になったり。
求められているのは、転職相談だけじゃないということに気付くことができました。
そして、「自分を肯定することって、やっぱり結構難しいことだし、1人ではできないことが多いんだな〜」と感じました。
だから、私は「自己肯定してもらう屋さん」になろうと思ったんです。
これからどうするのか
これからどうするのかは、割と結構ノープランです笑
でも、間違いなくこれまでよりも時間はできるし、自由に動ける時間は増えます。
(なんせ、ニートだからw)
幸いにも、私の周りにはたくさんの素敵な仲間や、事業主として先を行く先輩がいます。
無謀な挑戦に見えるかもしれません(というか自分でそう思っています)が、なかなか運は良い方ですし、なんとかなるんじゃない?ぐらいに思っています。
(同時に超ビビっています)
長いようで、そんなに長くない人生。
後悔しないように、自分の選択を正解にできるように、
でも決して自分を追い込んで苦しめることはないように、
ゆるーく、楽しく、気楽に生きていこうと思います♫
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