匿名商業カメラマンがこれからの商業カメラマン(自分も含め)について30分考えてみた
カメラマンはオワコンではない(と思ってる)
ただ、誰でも始められるがためにカメラ知識(技術)+αの「何か」が必要
と、自身が一番身に染みています。はい。
例えば
→デザイナー的思考
→ビジネス的思考
→ファンビジネス思考(自分自身を広告塔にする)
こういった思考に、カメラ知識や技術、センスを傾倒していくことが求められてると思う。商業カメラマンは。
機材マウントもほぼなくなる
各社カメラメーカーや機材メーカーが初心者中級者向けへの技術・商品アップデートが目まぐるしいので
機材によるあれこれは(おそらく)将来的に希薄になると思ってます。
いまや、iphoneでCMとか映画が撮影できちゃいますからね。それが妥協とか、挑戦とかではなく、もはやコンセプトになりえる時代だと思います。
私もコンセプトで成立すれば、iphone撮影してみたいと思います。足が震えることが予想されますが。
技術よりもプロセスやひらめき、要望に応えられるかが要
技術がないから無理だ
↓
技術がないなら、どうやったらできる???
この考えを持っていないと多分つぶれてしまう。(私自身がこの考えがあるからなんとかやってこれた)
それでもやばい!という自責に駆られたときは「漫画イラスト観察(私が勝手に名付けています)」を行います。
漫画作品の評価基準が「技術=画力」だったらみんな同じイラストになるよね。という感覚。
書店のコミックコーナーの表紙を見る→みんなバラバラ。
なぜか→それぞれにそれぞれの需要と土壌があるから成立している。
カメラマンにもこの思考が必要になってくると思う。
だからといって、とがりすぎてもダメなんだけど。(写真家はこれに含まれないです。)
商業カメラマンに求められる今後の要素3つ
※個人的主観に基づき、個人的メモ。
A4等倍印刷可能なデータ知識(最低限でいい)
写真編集・修復・補正技術(こればかりは予測不能。その場面場面で臨機に対応できるか)
撮影した写真に対して「なぜ、これを撮影したのか」を「5W3H」で話せるように
うえ2つはカメラ、撮影技術というより、準備と処理の2側面の考慮が必要で。撮影中にどうしようもないことも、「レタッチで解決」できるのならその判断ができるかどうか。意外とこれ大切。
あとは、A4等倍印刷可能なデータ知識さえあれば、それぞれやりくりできると思います。
撮影した写真に対しての「5W3H」・・・これ一番重要だなと思います。
実際、クライアントとのお話の中で、これを説明できないと難しいです。この中の1つでも不十分だと、自分の写真に良さを見いだせないです。(経験者は語る)
When(いつ)
Where(どこで)
Who(誰が)
Why(なぜ)
What(何を)
How(どのように)
How many(どのくらい)
How much(いくら)
※カメラマンが特に意識するポイントは太字に。。。
これがないと、どんなにいい写真でも路頭に迷う、気がしています。
「ここの風景がよくて、モデルさん立たせてみたら、よかったんだよね~」
な写真は一瞬だと思います。その一瞬の良さも良さなんですけどね。はい。
いわゆるPRを得意とするインスタグラマーさんはこのあたりを演出できてるからすごいと思います。
もっとすごいのは、自分のファンビジネスを成立させている方。
だから私はこういった方をとても観察しています。
この記事は以上でおしまい。
また筆と気分が乗ったその時に。