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「あうん」のおまじない

今日の夕食はカレー。

数日前に豚の角煮を作ったのだけれど、子どもには超不評だった。
「ギトギトしてて気持ち悪い」と言われ、あー確かに。4歳と7歳にはキツイのか~、45歳には美味しいんだけどなーと思った。

我が家では余り物がカレーに変身する。今日のカレーはパクパクぺろりんの二人組。
気持ち悪いと言われたお肉も、「今日のお肉、おいしい♡」と好評に変わった。

食べ終わり、次女が「カレー落とした。」と教えてくれた。

カレーを落としたのだから掃除をする。
ただそれだけのことなのに、私はやまんばに変身した。

これが日中なら、
「早めに教えてくれてありがとー」
なんて調子こいているのだが、
夕方を過ぎ、特に風呂上がりとなると、
日中の疲れと髪のボサボサ加減から、
やまんばになる。

「なんでこうなるねん!」と怒り発動。

子どもからするとたまったものじゃない。
日中ヘマをするのと夜ヘマをするのがこうも違うと、大人不信になってもおかしくない。

最近知った怒りの手放し方、あうんの呼吸ならぬ「あうん」と言い続ける方法を実行した。

「あ」で始まり「うん」で終わる。
「あ」で始まった怒りを「うん」で手放す。
怒り発動したのは私。だから「うん」で終わらす。

あうん、あうん、言いながら掃除していると
長女が「何言ってんのん?」と気づいた。

「これはな、イラーとした時に終わらすおまじないやねんて。
お母ちゃん、あなたら悪くないのに怒ることあるやん。それ、やめたいねん。」

すると長女は、
「そうなんや!私もケンカの時に使ってみよー。」と言った。

こういう、学校とか産院で教わらない子育ての知恵みたいなものを、知って使って伝わっていくと素敵だな、と思った。

あ、「あうん」と言い続けたら本当に怒りが終わりました♡

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