あずささんへ
桐原あずささんというAV女優さんを初めて見てから、ずっとずっと好きでツイッターをフォローしていた。
その時にはもう鍵アカウントで、すでに辞めようと思っていたのかもしれない。
彼女のどこに惚れたのかと言えば、心と体がつながっているところだった。
言葉や仕草が心とちゃんとリンクしていて、他の女の子たちとは一線を画していた。
女優は演技をするものだけど、彼女は自分自身みたいに見えた。
それはただ演技をよりも圧倒的に自分を消費するだろう。
もちろん造形も声も、とても美しくてかわいいのだけど、それよりも彼女の内面的なものに惹かれていたのだと思う。
ツイッターに記録されていた彼女の言葉や写真が大好きだった。
もう見ることのできないそれを、忘れないように何度も思い出す。
海外みたいな町、2階建てのバス、夜の街路、窓から見える海、花。
「春がまた来る 今年もよろしくね」だったかな その言葉がとても印象に残っている。写真も、あれはハナミズキ?鼻先がツンとするような空気感があって、何度も読み返した。それから読んでいる猫の本の話。
もう見れなくても会えなくても、どこかで生きてるって信じて私も生きていきたい
眠れない夜に画面上で出会ったあずささんに、今日も救われている。