別にええんやけどな
たまーに、別にええんやけどなって思うことがある。
この「別にええんやけど」という言葉の扱いは非常に難しい。
例えば、会社の上司に怒られる時。
「俺は別にええんやけどな。別にええんやけど、ただ〜」
とぐだぐだ怒られると無性に腹が立つ。
別にええんやったらええやんけ!って。
じゃあ、自分が思う時はどうだろうか?
例えば、コンビニで弁当を買った時。
家で食べようとして袋の中を見ると、割り箸が入っていない。
そんな時は、家にある箸を使えばいいんだけれども、やはり
「別にええんやけど、なんで割り箸入れてへんねん」
って思っちゃう。
割り箸を言わなかった自分が悪いけれど。
他にも、居酒屋で。
バイトの子がドリンクや料理を持ってきた時、ついでに空になったグラスやお皿を持って行って欲しいが、持って行かなかった時。
「別にええんやけど、空になったものあるんやから持っていったらいいやん!」
って思っちゃう。
言わない自分が悪いんだけど。
「別にええんやけど」という言葉は、もしかしたらプラスαを求める言葉なのかもしれない。
「言ってないけど割り箸入れてね」
とか、
「言ってないけど空になったやつ下げて欲しいな」
とか。
きっと、「別にええんやけどな」を使って怒ってくる人もそうなのかもしれない。
プラスαを求めているんだ。期待してくれているんだ。
まぁ、別にええんやけどって怒られたら、やっぱり別にええんやったらええやんけ!って思ってしまうな。
ちなみにだが、僕が
「別にええんやけどな」
という言葉を使う際は、
「別に良いわけではない」
というニュアンスが含まれている。
多分、みんなそう。
全く理不尽な言葉だ。