備忘録的な紐付け知識学 ~三日坊主頑張る編~ しょの42
事件です。「薬屋のひとりごと」九話で纏足(てんそく)の女性が水死しました。
纏足とは、前近代中国において女性に対し行われた風習で、若い女性の足(くるぶしから下)をぎゅうぎゅうに布で縛り付け、足の形自体を小さく纏めて変形させたものです。
どうしてそんなことをするかと言うと、小さい足が“美”の象徴で良い所に嫁ぐには必須だったからです。
足を変形させやすいので、小さいうちから施したそうです。
当然、痛いし辛いしなのですが、親は心を鬼にして娘の足に布を巻いたそうです。
では、どのくらいの大きさにするのか?
三寸金蓮と言う言葉があり、三寸は10cm弱です。金蓮は、土を踏んでも清らかな纏足の足を、(泥から出ても美しい蓮の花)に例えた言葉です。
纏足の足は、ベタッと足の裏が地面に着かず、内側・親指側の側面がやや浮いた状態で変形するようです。(イメージできますか?)で、10cm弱。
とても歩きづらいのが判ると思います。
もう亡くなりましたが、知り合いのおばあさんが昔中国に住んでいたことがあって、実際に纏足の女性を見たそうです。
その纏足の女性はよちよち歩きで、逃げるのが遅くて強盗(だったかな?)に襲われ頭を殴られ殺されたそうです。いくら御国の文化が違うとは言え酷いものです。
只、農村部では女性も立派な働き手なので纏足はしなかったみたいです。
男は象さんをちょん切られ、女は足を改造され⋯か。
なんだか「ふ~」です。
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そんな無理しなくて良いですよ。