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みんなの"得意"と"好き"が作り出す

筑後川防災施設くるめウスは、昭和28年の大水害の記録を伝え、洪水災害から身を守る治水の大切さや防災・減災、河川環境の保全、河川愛護意識の啓発を目的としており、現在、NPO法人筑後川流域連携俱楽部が管理運営を行っています。
筑後川の魚と水環境を遊びながら学べるよう淡水魚水族館も併設され、流域の人と人、人と川とをつなぐイベントやバラエティに富んだ教室が開かれるなど、交流の場にもなっています。
くるめウス館長の川嶋睦己さんと副館長にお話を伺いました。

館長―「当施設の正職員は私と副館長の2名のみです。その他に20代から80代までの10名がサポートスタッフとして日替わりで勤務しています。サポートスタッフは、学生や扶養内で働く主婦の方、別に仕事を持ち副業として働いている方など様々で、勤務日数も月に1度から週に数回までとそれぞれの生活に合わせ、一人ひとりの得意を活かした働き方をしてもらっています。」

筑後川を背景に


理想的な働き方!ですが...


館長―「みんなで知恵と力とを出し合ってまじめに楽しく館を切り盛りしています。一方で、『得意』を活かす働き方は、気を付けないと『苦手な事が後回し』になってしまう事があります。また、A・B・Cという仕事があって、Aが得意な人が3人、Bが得意な人が3人、Cが得意な人が1人という状況だった時、『Cは〇〇さんがしてくれるから。』という空気になると、『なぜ私だけがCをしなければいけないのか?』という、負担感を生んでしまいます。最終的には『好きな事だけしよっても、どんこんしょんなかバイ‼。』という事なのですが、それだと今までの世の中とあまり変わらないので、面白みにかけるなぁと思います。
解決すべき課題は多いです。」
副館長―「高齢のスタッフはパソコンの入力作業やSNSでの発信が苦手です。もっと人員に余裕が持てたら、不得意を抱えるスタッフのペースを尊重しながら“出来る”を増やすサポートも可能になるのではと考えます。どうにか、お互いにとって良い方向に進みたいのですが。」

みんなの働きやすさを大切にしたいけど、理想と現実の狭間で葛藤を抱えるお二人。
働きやすさへの思いはあれど、本当のその人の強みを活かしきれていないかもしれないと悩むこともある館長には打開策があります。

打開策とは?

館長―「いくつかの団体と交流するなかで、同じような悩みを抱えていることに気付きました。各団体に所属するスタッフやメンバーの“出来る”を共有してマッチングを図っていってはどうだろうという話をしています。もしかするとくるめウス以外にも“出来る”を伸ばし活かせる活躍の場があるかもしれない。いつどこにその切っ掛けが転がっているかわかりませんから、ここ以外にも“出来る”を伸ばすチャンスがあるなら掴んでほしいです。」 
 
昇河魚しょうかぎょのように、生まれ育った川から大海原に出て大きく成長してほしいという思いをもつ、父なる地球のような川嶋館長です。


久留米工業大学の学生クリエイティブチーム『Picture』制作のゲームは子ども達にも大人気

水槽のレイアウトが得意、クイズが好き、ゲームが好き、筑後川が好き。人が好き、人の役に立ちたい。みんなの得意と好きで作り出されたくるめウス。
ここでしか入手できない、なんか見たことある懐かしいキラキラのオリジナルシールもスタッフのお手製です。チョコでなく、魚の餌とセットです。ご来館の際は是非、レアキャラゲット目指してガチャを回してみてください。

私は超レアの「うすぼう」持ってます♡

同施設からメッセージ

メリークルメウス!
みんな大好きうすぼうの「うすぼう通信」みてね!
http://kurumeus.ccrn.jp/?eid=765#gsc.tab=0

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