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もちつもたれつ

かっぱ伝説が残る久留米市田主丸町。町内には1000体以上のかっぱ像があります。この町にあるJR田主丸駅は可愛らしいかっぱがあしらわれ、通称「かっぱの駅」としてかっぱ愛好家だけでなく、多くの人から親しまれています。
このかっぱの駅構内カフェ「KAPPATERIA」は名前の通りかっぱ推しカフェで、地元の食材を使った美味しいものやかっぱ好きにはたまらんグッズなどを販売しています。
KAPPATERIAを運営する久留米DMO代表の矢動丸純子さんよりお話を伺いました。

矢動丸さん―「久留米DMOはこのKAPPATERIAの運営だけでなく、地域の人々と一緒に地域の魅力を引き出すイベントや観光プランの企画・運営などを行っています。
このカフェは地元の魅力を発信する場としてだけでなく、地元の人たちの雇用先となれるようにと作りました。地元で採れた食材を使い地元のみんなで作り上げています。カフェで働くスタッフは20代から70代までと幅広く、年代ごとに違う得意と苦手をお互いに補い合い協力し合いながら働いてくれています。」

世代間にあるそれぞれの得手不得手。お互いを尊重し補い合う関係性の中から生まれるものは、お互いの結びつきを強めます。


お迎え河童の「テヘ☆」ポーズ可愛い

若い世代の抱く働きづらさ

矢動丸さん―「以前から感じていたのは、自発的に行動できない若いスタッフが多いことです。本人達から話を聞いてみると、『どう動いていいのかわからない』『自分が手を出すことで間違ってしまったらどうしよう』とか、『失敗して叱られるかもしれない』と考え動けないでいるようでした。相手に認められるためには待っているだけでなく自分も動かなければいけないこと、失敗しても補い合い助け合うことができると伝え、見守り続けると少しずつ変わって来てくれます。一つ一つに目くじら立てていても仕方がない。色んな方を雇用するので相手を理解する努力をしていかなければいけません。
以前働いてくれていた当時大学生のスタッフが、『周囲の様子を見て目立たないようにしないといじめの対象になる。だから自分から動かない。』と話してくれた事がありました。
学生時代は目立たないようひっそりと自分の主張をせずに生きて、社会に出た途端に当然の事として今までとは真逆の事を求められる。今の若い子は大変だなと感じましたね。」

安心できるからこそ吐き出せる心の内。お客様だけでなく、働く人もほっとできる空間がここにはあります。


時間を忘れてしまう居心地の良い空間

みんなの働きやすさが最優先

矢動丸さん―「カフェスタッフは遅刻や欠勤の連絡をグループLINEで共有するようにしています。グループ内で共有することでスタッフ同士が話し合ってくれ、都合のつくスタッフが代わりに出勤してくれるなど、協力体制が出来ています。私に電話連絡している時間や手間を考えたらそちらの方が断然効率がいいです。
また、カフェの2階に久留米DMO事務所があり、そこで働くスタッフもそれぞれの生活形態に合わせて、時短勤務や在宅ワーク、スタッフのお子さんの幼稚園や小学校などが長期休みの際はお子さんと出勤してもらっています。
昔から変わらず大切にすべきものも当然ありますが、便利な新しいツールも積極的にとりいれて時代にあった働きやすさも大切にと考えています。」



同社よりメッセージ

田主丸を遊びつくしたい!その夢叶えます。
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