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電験2種2次試験の合格体験記・勉強法
一次試験に合格してることがわかり、ここで本気で勉強したら電験2種を取れると思い、一次試験の時はダラダラ勉強になっていましたが、二次試験の時はかなり気合いを入れて勉強しました。
電験2種二次試験は1日3時間ほど3ヶ月弱ほど勉強をしました。
時間がない中いかに効率的にやるかを意識していったので短期間で合格できたと自負しています。
結論として主にやったのは問題集を1日20問を読むだけで頭の中で解きつつ、1日1問くらいは重要そうな問題を手を動かし解いてアウトプット力を養っていきました。
問題集はどれも6周くらいはしました。
問題集は机に向かう時間もあまりなかったので隙間時間に読むことが多かったです。
机に向かってやるだけが勉強ではないと思います。
最初は完全攻略だけをやって試験本番に臨もうと思っていました。
やり方は一周目と二周目は問題と答えを読んで解答の流れを理解していきました。
1日20問以上はノルマとしてこなしていきました。
僕はこの段階で特に手を動かして書いたりしてませんでした。
三周目からは問題を読んで解法(解答までの流れ)が浮かぶか頭で解いていきました。ここでも特に紙に書いて解く訳でもなく頭の中でクイズ感覚でやっていきました。
わからなかったらすぐに答えを見ました。
やった問題は
電力
2〜4、8〜27、30〜57、59〜69、71〜82、84、85、87〜101
管理
1〜5、7〜13、16〜18、20〜24、26〜42
機械
6〜14、18、19、21〜27、30(1)、32〜40、43〜50
制御
3〜13、15〜24
難問や内容が被ってる問題や今後出題がなさそうな問題やパワエレや直流機は飛ばしました。
水力は計算だけやりました。
ちなみにしっかり答えにたどり着くというよりかは、頭の中で解くだけなので細かい計算はしないで、必要な公式が思いつくか、この公式を使った後はこの計算をし、次はこの公式を使って計算をするというようにざっくりと解答の流れが頭の中で思い付くかの確認作業をしていきました。
そんな感じでさらに三周くらい、計六周くらいし大体完全攻略の内容を頭に入れて、試験まで残り2ヶ月くらいというところで手を付けずに残しておいた令和元年〜四年の過去問を模試のような感覚で自力で解いてみました。
結果としては令和の過去問を解くと完全攻略以外のパターンも覚える必要があると思い、電力管理はキーワードで覚えると戦術で覚えるを追加でやりました。
戦術で覚えるは全部やりたかったのですが時間の都合上、6問しかやれませんでした。
戦術で覚えるでやった問題は
送電4〜7、16
施設管理8
キーワードで覚えるは完全攻略でやったところを抜かして全部やりました。
キーワードで覚える(初版)でやった問題は
火力1〜3、5〜8、11、13
変電1、3〜9
送配電2、4、6、8、9、11〜13、15、17、19〜23
需要設備1、3、5
施設管理1、4、5、7、8、10、11
また完全攻略の中身の流れは大体つかめたので、この辺りから問題集を1日20問を読むだけで頭の中で解くのに加えて、1日1問は重要そうな問題にしぼり、自力で書いて解く練習も取り入れました。
自分がミスしやすい計算や公式などがつかめていけました。
ちなみに自分のこの勉強方法はあまり机に向かってゴリゴリ解かないということで、少し変わっているかもしれませんが、元になっているのは大学受験の頃、当時勉強方法の解説をしていた以下の荒川英輔先生の本がバイブルで、大人になって資格試験の勉強をする上でもこの本のやり方を実践しています。
医学部用の本でしたが当時工学部志望の自分でも、とてもためになりました。
問題集を暇な時にパラパラと何回めくったかで合否が分かれるとか、学力は勉強時間と復習量に比例するなど、たくさんためになることが書かれていて、とても合理的な勉強方法が記載されています。
復習する際、いちいち紙に書いてゴリゴリ解いて復習していたら時間がもったいない、その分読むだけでもいいからたくさん復習しろと書かれているのが自分の勉強スタイルに影響を与えています。
復習はどれくらいやればいいかですが、目標としては試験本番当日の電車の中や休み時間など今までやった問題集などを読み返すと思いますが、そこで問題を読んだ瞬間スラスラと解答を組み立てられるまで復習するのが目標です。
そこまで復習したら試験本番でうろ覚えでどうやるんだっけ?って言うこともなく、また本番ではその場で考えないといけない問題が出ますが、頭に染みついた解答の流れを応用させて解くこともできます。
こんな感じで問題集を1日20問を読むだけで頭の中で解きつつ、1日1問くらいは重要そうな問題を手を動かし解いてアウトプット力を養っていきました。
その他
アウトプット力の確認のためにe-denで二次試験の模試をやっていることを知り試験の本番直前に受けました。
自分のアウトプット力を試すのに模試は貴重な機会でした。
と言ってもe-denの模試は時間を自分で測って自宅受験になりましたが。
e-denの模試は採点もしてもらえるコースを選びました。
以下、e-denの模試の感想です。
本番の試験とは少し傾向が違うように感じました。
完全攻略の問題をそのまま出している問題もありました。
模範解答に誤りも結構ありました。
採点は結構甘めなのかなと感じました。
また1日20問以上の問題をやることをノルマにしていたのでカウンターを100均で買いました。
ランダムに復習をしていると何問やっているか忘れてしまうので、それを防ぐためです。
また、できた問題には○、勘で当たった問題は△、間違ったら×をつけていき、○が五回連続で付くくらい復習をしました。
試験本番では論説が早く解き終わるので論説からやると時間的余裕が生まれやすいです。
また試験終了10分前は見直しに当てた方が得点力は上がります。
令和5年の試験も試験終了10分前に見直しをして同期機の最初の方で計算ミスしていることに気づき大幅に失点することを防げました。