将来の夢遍歴 その1
気づいたらもう2年生の秋学期。体感的な長さでは19歳までが人生の半分くらいなんて言われてるが、自分はもう20歳。日に日に時間の短さを体感しこんな感じで3年4年過ぎてくんだろなあって思ってたらいよいよ恐ろしいのは就職活動。酒を飲んでは「働きたくねぇ働きたくねぇ」と叫んでも時間は無慈悲に進んでいく。正直一生このままでいたいのが本音だがそんなのは当然無理な話で。あまりにも絶望的な気持ちになるので過去の自分からヒントを得ようと、今までの自分の「将来の夢」を遡ってみることにした。
自分は本当に変な子どもで周りの女の子がやれシルバニアだやれリカちゃんだと遊んでいた頃に恐竜と機関車トーマスが大好きな幼女だった。そんなイカレ幼女の「将来の夢」はトーマスの運転手。年長の頃に周りの女の子が一斉にお花屋さんかケーキ屋さんになりたいと言い出してそれにつられそうになった時期はあったが、幼稚園の頃は一貫してトーマスの運転手だった気がする。年少のガキの「将来の夢」なんて「ぬいぐるみ」だの「滑り台」だのただ自分の好きな物を羅列しただけのようなものだが、その中でトーマスにはならずあえて「運転手」になろうとしていた自分はかなり理性的なガキであったと思われる。ちなみに今でも覚えているが私の友達の「将来の夢」は「梅干し」だった。そんな彼女は今名古屋大学に通っている。そこからどうやって梅干しになるのだろう。彼女の今後が非常に楽しみである。
小学校に入ると私は運命の出会いを果たすことになる。親に連れられて行った劇団四季。そこから私はミュージカルに熱中することになる。親に見られると少し恥ずかしいからと、毎夜毎夜自分の部屋で親の様子を伺いながらミュージカルのサントラをウォークマンで流し、口パクで歌いながら踊り狂っていた。(ちなみにこの遊びは高校生までやっていた。)当然その頃の「将来の夢」は劇団四季に入ること。未だに人に言うとバカにされて笑われるからあまり言いたくはないのだが、実は小学校の頃新体操をやっていた。しかも何度かそのクラブの大会で3等だか2等だかもらっている。(どうしてこうなった)それを続け、将来は劇団四季へ…と小学校低学年の頃までは思っていたが妙に大人びた性格上、倍率や収入面など気にしだしやっぱキツそうだなあと諦めてしまった。新体操も割と熱心に続けていた方だが高学年になり小学校のクラブが始まるとそっちに熱中してしまい、結局5年生の時に辞めてしまった。
将来の夢遍歴 その2へ続く…