成功小説「チャンス」を読んで学んだ成功に必要な3つの力
本書の概要
個人で中古車販売業を営む卓也がフェラーリに乗った成功者の弓池に弟子入りして、成功の秘訣やノウハウを学ぶストーリー形式のビジネス書です。
チャンスは準備をした者に訪れる
成功に必要な3つの力
チャンスに気づく力
チャンスをつかみ取る力
チャンスを作り出す力
チャンスに気づく力
チャンスに気づくには
様々なことに挑戦する
情報収集や分析を怠らない
この二つが重要です。
様々なことに挑戦する
ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の創業者カーネルサンダースはかつてガソリンスタンドを経営してました。彼は周辺にレストランがないことに気づき、食事を提供したところ大好評でした。この時に人気だった料理がフライドチキンだったらしいです。
すなわちガソリンスタンドでの食事の提供に挑戦したからこそ、自分が作るフライドチキンが売れることに気づくことができました。そして、この経験がKFCの成功に繋がりました。
よーく考えてみるとガソリンスタンドで食事を提供するというのは、なかなか斬新なアイデアなのではないかと思います。日本では見かけませんよね?
非常識なんだけれども、やってみたら上手くいくかもみたいなアイデアが案外ヒットするのかもしれません。なので思いつきのアイデアでも、とりあえずやってみる事が大切です。
情報収集や分析を怠らない
自動車メーカーのスズキは、世界一位の人口を持つインドに進出し大成功しました(一時はシェア率50%だったとか!)。
このスズキの戦略は情報収集と分析によって自社の強みを生かせる市場が海外にあるというチャンスに気づいたことによって導き出されました。
もし当時のスズキが群雄割拠する日本の自動車市場で1位を目指そうという戦略を高らかに掲げていたら話は変わっていたと思います。
誰しも目の前のフィールド・現実にとらわれて、視野狭窄に陥り、他のチャンスに気づかないことがあります。
なので視野を広げて情報感度を高めチャンスに気づけるようにしておくことが重要です。
チャンスをつかみ取る力
実力・スキル・資源(資金・健康・時間)がなければチャンスが巡ってきてもつかみ取ることができません。例えば、
成功者と出会う機会があったとしてもコミュ力がなければ弟子入りして成功の秘訣やノウハウを学ぶなんてことはできない。
有用な人工知能が開発されてもPCやスマホの使い方がわからないと利用することができない。
いい投資先を見つけたとしても資金がないと投資できない。
なので普段から努力をして実力やスキルを磨いたり、貯金や摂生・スケジュール管理をしておき、いざチャンスが巡ってきてもすぐに動き出せるように準備をしておくことが重要です。
チャンスを作り出す力
インターネットで影響力をもつインフルエンサーがまさにチャンスを作り出す力を持っている人たちです。
例えば、プロ格闘家の朝倉未来さん。彼はユーチューバーとしても成功しており、自身のチャンネルで企画した格闘技イベント「BREAKING・DOWN」は今一大ブームを巻き起こしています。
格闘技・ユーチューブ・興行のいずれでも成功しているので「凄いなぁ」と思いますが、これらは全部繋がっていると思います。
格闘技で結果を出したことがユーチューバーとして成功するチャンスを作り出し、ユーチューブで影響力を持っていることが「BREAKING・DOWN」を成功させるチャンスを作り出したと言えます。
さらに「BREAKING・DOWN」に出場した素人さん達も有名になるチャンスを得ることができます。知名度が上がると彼らにもチャンスが巡ってくるようになります。朝倉未来さんはまさに「サクセス・ファクトリー」です。
このようにチャンスは作り出すことも可能です。
終わりに
チャンスというと運に左右されるものという認識がありますが、本記事を振り返ってみると明らかに努力や行動による影響があると思えます。
本記事では一部のポイントに絞って解説しましたが、成功小説「チャンス」には他にも成功の秘訣がストーリ形式でわかりやすく紹介されています。気になる方は是非読んでみてください。