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ドラマ「ウィッチャー」シーズン1と2振り返り ~新シーズンスタート~

ネットフリックスオリジナルドラマ「ウィッチャー」のシーズン3が配信されるので、シーズン1と2の内容をおさらいしたいと思います。

※以下完全ネタバレです!

あらすじ

本作のストーリーをざっくりまとめると

強大な力を持つ少女シリラを、怪物退治を生業とするウィッチャーのゲラルトが、彼女の力を利用しようと追ってくる勢力から守る

話です。

シリラ

シリラに関する重要な情報は以下の4つです。

  • 予知能力:未来の出来事に関連した情報の一部を予知できる。

  • テレポート:同じ世界のみならず異世界へも瞬間移動できる

  • シントラ王国の継承権を持つ

  • ニルフガード帝国の皇帝エムヒル(アーケロン)の娘

これらさえ覚えておけばひとまず問題ないと思います。

定められた運命

なぜゲラルトはシリラを守ることになったのか?

この経緯がややこしいので簡潔に説明します。

ゲラルトはシントラ王国の王妃パヴェッタの結婚相手を探す宴に参加しました。

その宴の最中にハリネズミ男(アーケロン)が乱入してきてパヴェッタに求婚します。

実はパヴェッタとアーケロンは恋仲にありました。

シントラ王国の女王キャランセはこれを拒絶しますが、そうゆうわけにはいきません。

なぜかというと、キャランセ女王の亡き夫ログネル王がアーケロンと「驚きの法」という契約を交わしていたからです。

驚きの法とは「何かしてもらったら、何かしらの見返りを与えなければならない」という掟です。

ログネル王はかつてアーケロンに戦場で命を助けられました。

その時のアーケロンの要求が「思いがけず授かっていたもの」でした。

ログネル王が戦争から帰還するとキャランセがパヴェッタを妊娠していました。

すなわち思いがけず授かっていたもの=パヴェッタということです。

事実を受け入れられないキャランセ女王はアーケロンを抹殺しようとしますが、ゲラルトがアーケロンを助けます。

この時に二人は驚きの法を交わし、ゲラルトもアーケロンに「思いがけず授かっていたもの」を要求しました。

この時にパヴェッタはシリラを妊娠していました。

思いがけず授かっていたもの=シリラということです。

こうしてゲラルトとシリラは運命を共にする定めになりました。

ですが上記でも説明した通り、シリラには特殊な力があり、あらゆる勢力が彼女の力を求めて追ってきます。

ゲラルトも「驚きの法」で定められた以上は状況に関係なくシリラと運命を共にしなければなりません。

こうしてゲラルトはシリラを守ることになりました。

いやーにしてもややこしい設定ですね。

二人が出会うまで

求婚の宴から12年の時が経った頃、ニルフガード帝国がシントラ王国に侵攻します。

このことを知ったゲラルトはシリラのことが心配になりシントラへと向かいますが投獄されてしまいます。

キャランセ女王がシリラを渡したくなかったからです。

そうした中ニルフガード帝国がシントラを制圧し、キャランセ女王は追いつめられて自殺します。

その混乱の中シリラは裏口から逃げだし、ゲラルトは脱獄してシリラを探します。

シリラはニルフガードの騎士カヒルに追われますが、なんとか逃げ切り、運よく親切な女性に保護されます。

ゲラルトはシリラを見つけることができず立ち去ろうとしますが、道中でモンスターに襲われている商人を助け負傷してしまいます。

ゲラルトはその商人の家まで運ばれ、そこでシリラと出会います。

魔法使いイェネファー

南方から侵攻してきたニルフガード帝国はシントラを制圧後、さらに北上し北方諸国へと進軍します。

北方諸国と魔法協会はニルフガード軍を迎撃し侵攻を食い止めました。

この戦いの時に活躍した魔法使いがイェネファーです。

ですが彼女はこの戦いで魔力を失います

悪魔ヴォレス・メイア

ウィッチャーの世界ではかつて「天体の合」という現象が発生し、異世界から人間やら怪物やらがやってきます。

この時に非常に危険な悪魔ヴォレス・メイアもやってきました。

ヴォレス・メイアの目的は元いた自分の世界に戻ることです。

そこで必要な人物がシリです。なぜなら異世界へのテレポートが可能だからです。

そこでヴォレスはイェネファーを利用して、シリラをシントラのテレポートゲートへと誘導するよう命令します。

イェネファーは魔力を復活してもらうことを条件に命令に従います。

人気者は大変だ

ゲラルトとシリラは、ウィッチャーの本拠地ケイア・モルヘンへと向かいます。

シリラはここで戦闘訓練を受け、その後メリテレ寺院で魔法を学びます。

彼女は寺院でイェネファーと再会し、さらに謎の追手リエンスに襲われます。

ゲラルトがリエンスの相手をして、イェネファーはシリラにテレポートの魔法を教えて逃走します。

イェネファーはシリラをシントラのテレポートゲートへと連れて行こうとしますが、ニルフガード兵に見つかってしまい失敗。

二人は駆け付けたゲラルトに助けられます。

ゲラルトはイェネファーとヴォレスの場所へと向かいますがヴォレスはもういませんでした。

シリラは安全のためケイア・モルヘンへと向かっていたのですが、追ってきたヴォレス・メイアに取りつかれ意識を乗っ取られます。

お祓い完了

イェネファーはシリラからヴォレス・メイアを取り除き、自分の中へと取り込みます。

意識が戻ったシリラは力を使ってヴォレスを元居た世界へと送り返します。

ヴォレスの世界にはワイルドハントという一大武装勢力がいて、彼らもまたシリラを追ってきましたが、無事逃げ切って元の世界へと戻ってこれました。

イェネファーも魔力を取り戻すことができました。

一応ここまでがシーズン1と2のストーリーの大筋です。

シリラを追う勢力一覧

シーズン3以降はおそらくシリラが多くの勢力から追われ続ける展開になります。

なのでシリラを追う勢力一覧をまとめたいと思います。

ニルフガード帝国:皇帝が実の娘であるシリラの捜索を開始

魔法協会:世界を滅ぼしかねない力を持つシリラを危険視

レダニア王国:シリラがシントラ王国の継承権を持っているから。レダニア王とシリラが政略結婚すれば勢力を拡大できる。

その他北方諸国:レダニアがシントラを入手すると北方の勢力バランスが崩れるから。シリラとゲラルトに懸賞金をかける。

リエンス:謎です。

ワイルドハント:謎です。シーズン3の予告編を見ると、軍勢を従えてこちらの世界へとやってきたみたいです。

ざっくりとした感想

本作は設定がややこしいし、登場キャラクターが多いし、ストーリーも難しいです。

シーズン1なんてゲラルトとシリとイェネファーの3人分のストーリーを3つの時間軸に分けて、さらに時系列バラバラで展開しているので非常にわかりづらかったです。

映像のクオリティーは非常に高く、ダークで殺伐としたウィッチャーの世界観を見事に再現していました。アクションシーンも臨場感があり迫力満点で、怪物のCGもクオリティーが高かったです。

現時点での総合評価は50/100点です。

なんというか「絵面がいいから、見てられる」という感じです。正直、見ていてあまり感動はありませんでした。

今後の展開に期待したいと思います。



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