2021年8月から12月の記録

前回の続き。
怒涛の繁忙期に押し流されて疲れ果てていたら、いつの間にか年が明けていました。
今更ですが、2021年8月から12月の活動記録です。

■8月
@現地
・ミュージカル『王家の紋章』(帝国劇場)
・DISCOVER WORLD THEATRE vol.11『ウェンディ&ピーターパン』(Bunkamuraオーチャードホール)
・恋を読む in クリエ『逃げるは恥だが役に立つ』(シアタークリエ)
・シアタークリエミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』(シアタークリエ)
・雪組『CITY HUNTER』『Fire Fever!』(宝塚大劇場)

@配信
・ニコ生「にゃんと陣の生放送やっちゃいます!」第2回

M!のコンスをまだ引きずっているのに、もう晴香ちゃんはエジプトで生きていた。好奇心でいっぱい、信念と良心を貫くことができるキャロル。東京公演を割と序盤~中盤~終盤まで観劇しましたが、観るたびに晴香キャロルがかわいくて愛しくて、胸が張り裂けそうでした。テーベの街での曲が楽しくてウキウキして最高で、いつも曲終わりで「かわいいーーーーー!!!」って心の中でスタンディングオベーション。歌はもちろんですが、晴香ちゃんのダンスも好きなので本当にかわいくて最高だった。かわいい。
朝夏さんのアイシスは眼力がめちゃくちゃお強いので、序盤に観たときは怖さが勝っていたけれど、終盤になるにつれてどんどんと感情が曲に乗っていて「想い儚き」が切なすぎて泣いてしまった、、、強さや恐ろしさだけじゃない、女性らしい恋しさや切なさがギュッと詰まっていてとっても良かったです、、、
ミタムンのあーちゃんが可愛すぎて優勝。
そして、晴香ちゃんがどんな役でもナチュラルに存在してくれる女の子だとすれば、2次元から飛び出してきたような圧倒的なキャラクター的可愛さを体現してくれる、もう一人のキャロル。代わりのいない魅力と実力で、レッテルを貼り替えてきた人。また会いたかったなぁ。天国から下を覗いたとき、たくさんの人の愛に包まれてほしい。

『Fire Fever !』のとにかく踊って踊って踊りまくる構成と血涌き肉躍るリズムにドはまりして、ひたすらファイアーでフィーバーする期間が開幕した。
少年漫画好きは『Fire Fever !』好きだと思う。知らんけど。

■9月
@現地
・DISCOVER WORLD THEATRE vol.11『ウェンディ&ピーターパン』(Bunkamuraオーチャードホール)
・Le  Files 息子(東京芸術劇場プレイハウス)
・雪組『CITY HUNTER』『Fire Fever!』(宝塚大劇場)
・Paradox Live on Stage(品川ステラボール)
・ミュージカル『#チャミ』(自由劇場)
・演劇調異譚『xxxHOLiC』(天王洲 銀河劇場)
・星組『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』(宝塚大劇場)
・LIVE TOUR V6 groove(マリンメッセ福岡)

@配信
・ニコ生「にゃんと陣の生放送やっちゃいます!」第3回
・Lead Studio Live 2021 with Special Band

『Le Fils 息子』がすごく良かった。全然楽しくない。ひたすら辛い。でもお芝居としてとても良かった。
主人公の少年である二コラは、両親の離婚により家族が離れ離れになってしまったことにひどいショックを受けて動揺し、何に対しても興味が持てなくなってしまっていた。父親(ピエール)は新しい家族(ソフィア、産まれたばかりのピエールとソフィアの子ども)と暮らしていたが、母親(アンヌ)からニコラの様子がおかしいことを聞き、何とか彼を救いたいと向き合おうとする。
登場人物の二コラ、ピエール、アンヌ、ソフィア、どの苦しみもわかるから、全部全部痛くて、切なくて、みんなそれぞれに問題はあるんだけど、自業自得とは思えなくて。演者さんがみなさんめちゃくちゃ上手いからなんだろうけれど、感情がすごく生々しくて辛い。二コラとピエールのキャストお二人が、実の親子であること、舞台上と似たような境遇であること、そういったバックボーンも含めて見てしまうからこそ、現実とフィクションの狭間が曖昧になるような感覚。自分の中にある感情をうまく発出できなくて、ギュっと自分の服を掴む手も、爪を噛んだり、貧乏ゆすりが激しくなる衝動も、圭人くんがあまりにも「二コラ」としてそこに存在していたから、とてもつらかった。
お芝居を観ながらも苦しくてひたすら涙が溢れたけれど、カーテンコールで、ようやく私の知る圭人くんらしい、ふわっとしたやわらかい表情が見れたとき、なんだかひどく安心してまた泣いてしまった。

別次元でパラステがちょーーー楽しかった。BAE推し!終わってから原作の曲をサブスクで延々リピートするぐらい楽しかった。大阪公演が中止になってしまったので、次作(あるよね?)は大阪でもやってくれたらいいな。
『xxxHOLiC』は世界観がすごくCLAMPでした…。舞台セット・衣装から不思議さと怪しさと美しさ。良質な2.5を観た。

■10月
@現地
・出張!うたってにこりん☆お遊戯会(有楽町よみうりホール)
・令和千本桜~義経と弁慶(明治座)
・青山オペレッタ THE STAGE ~ルーナ・ピエナ/満ちる月~(渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール)
・ミュージカル『ドン・ジュアン』(梅田芸術劇場メインホール)
・ミュージカル『ナイツ・テイルー騎士物語ー』(帝国劇場)
・ミュージカル『マドモアゼル・モーツァルト』(東京建物Brillia HALL)
・geki Geki 5th『キリウシ』(ABCホール)
・「バクマン。」THE STAGE(メルパルク大阪)
・MANKAI STAGE『A3!』Troupe LIVE SUMMER 2021(KAAT神奈川芸術劇場)
・ミュージカル『刀剣乱舞』 ~静かの海のパライソ~(TOKYO DOME CITY HALL)
・星組『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』(宝塚大劇場)
・雪組『CITY HUNTER』『Fire Fever!』(東京宝塚劇場)

@配信
・ニコ生「にゃんと陣の生放送やっちゃいます!」第4回

七海ひろきさんにより、こんな私でも「私もシンデレラガールなのかも…!」と思った月でした。宝塚ご出身の方って、やっぱり客席への目線の配り方が段違いでお上手ですよね…!『令和千本桜』のお話です。陣くんが演じた駿河次郎は義経の家臣。豪胆で快活で、見ていてとても心地が良い人。立ち回りのシーンで敵の刀を受けつつ、義経様に向かってニッと笑う顔が頼もしくてとっても好きでした。ストーリーも五条大橋から一ノ谷の戦い、勧進帳など、義経名場面ダイジェストって感じでわかりやすくまとめられてて良かったです。
夏から永遠に「Fire Fever!(ダダンッ)」と口ずさみながら意気揚々と生きてきたのに、ついに終わりを迎えてしまい絶望した。が、宝塚の良いところ「公演中に円盤が出る」をフルに利用させていただき、命をつなぎとめました。それぐらい「Fire Fever!」のことが好きでした。今も好きです。
星組公演も見れば見るほどかっこよく、「こっちゃんさんは何でもできるな~~~!」と10000000回目ぐらいの言葉を観るたびに口にしました。銀四郎が誤ってゆらを刺してしまうたびに「しまった!」(しまったじゃねぇわ)と思っていた。そんな銀四郎が好きです。
パライソは1部では泣かなかったのに、2部の人間キャストによる「戦うモノの鎮魂歌」で泣いた。

■11月
@現地
・狐清明九尾狩(オリックス劇場)
・魔法使いの約束 第2章(天王洲 銀河劇場)
・蒼木陣 写真集「夏音」お渡し会
・花組『元禄バロックロック』『The Fascination』(宝塚大劇場)
・ミュージカル『October Sky-遠い空の向こうに』(森ノ宮ピロティホール)

@配信
・星組『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』
・LIVE TOUR V6 groove
・ニコ生「にゃんと陣の生放送やっちゃいます!」第5回

疲れて現場を減らし始めた気がする11月。
まほステ第2章はパレードのシーンがとにかく楽しい~~~!「はじまる!パレード!」「鳴り響くファンファーレ!」一生歌っていた。Fire Feverといい、大体陽気な曲を口ずさんで楽しい人になってしまう。客席降りがある時代だったら、客席を行進してくれたのかなぁなんて想像もしたけれど、あの幕が開くと白衣装に身を包んだ魔法使いたちが一斉に現れる光景が眩しくて晴れやかで幸せに包まれるので、とっても好きでした。
『狐清明九尾狩』は吉岡里帆ちゃんかわいい!粟根さんが味方なわけない!と、想定していたものをちゃんと見せてくれる新感線の安心感。新感線に出るゆっくんは大体小生意気でバカワイイのも良い。新感線のお祭り感は定期的に浴びたくなる。
少し早いけれど、陣くんにも年末のご挨拶に行ってきました。お話できる時間が本当に長くて、話しながら何回か「まだアラーム鳴らないのかな」と思ってしまうぐらいだったんだけれど(笑)舞台の感想やニコ生のお話の間に、今年も陣くんのおかげで楽しく過ごせたお礼をお伝えしたら「それを伝えにきてくれたんだね!」って、年末の挨拶をしにきたことを瞬時に察してくれた陣くんが素晴らしかったです。お話するたびにあたたかい気持ちでいっぱいにしてくれる陣くん、いつも本当にありがとうございます。

■12月
@現地
・花組『元禄バロックロック』『The Fascination』(宝塚大劇場)
・彼女を笑う人がいても(刈谷市総合文化センター 大ホール・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール)
・シン る・ひま『明治座で逆風に帆を張・る!!』(明治座)

@配信
・ニコ生「にゃんと陣の生放送やっちゃいます!」第6回
・マーダーミステリーシアター『裏切りの晩餐』
・『シンる』冬季特別講習オンライン塾
・『シンる』オンラインツアー『いざ!鎌倉ツアー』

疲れ果てたのがわかりすぎる現場数。
11月から何度か花組の『元禄バロックロック』を観劇しました。忠臣蔵ファンタジーと銘打たれたとおり、元赤穂藩士の時計職人・クロノスケと、コウズケノスケの娘であるキラを中心に描かれ、時を戻す時計なども出てくるファンタジックでハッピーでピースフルな忠臣蔵。…だと思っていた、初見では。観れば観るほどにキラちゃんに感情移入してしまい、年末には見事にキラちゃんのモンペ化しました。
「遠い遠い時間の果てで、必ずまた会える」
話自体が重くならないようにサラッと描かれているし、キラちゃんはいつも笑顔を浮かべているけれど、きっとこれまでに、大切な人を失くす痛みを何度も何度も感じて、そのたびに救うことができなかった自分を責めたりもして、それでもクロノスケの言葉を支えに何度だって立ち上がっているのだろうなと思うと、唐突に号泣した。キラちゃん、あんなに可愛くて美しいのに、すごく強くてかっこいい女の子なんよ、、、最後の心から幸せそうに笑っている笑顔が本当に嬉しい。そしてキラちゃんの幸せを祈ってまた泣いてしまう。
柚香さんと星風さんのコンビ、まさに少女漫画から飛び出してきたようなキラッキラなトップコンビでした。見た目がまず抜群に強い。いちゃつき方が最高にかわいくてキュンキュンする。ダンス綺麗~~~!!!
あと音くり寿さんのツナヨシが好きでした!少年っぽい無邪気なかわいらしさがありながらも、人の上に立つ高潔な気高さが感じられるのがすごく素敵だった。
『元禄バロックロック』のことが好きになりすぎて、取れていた年始の東京公演が休演になってしまったのは本当に残念だったけれど、どうかこの煌きとときめきに溢れている素敵な作品が、少しでも多くの方に届きますように。(公演再開決まりましたね!おめでとうございます!!!)

『彼女を笑う人がいても』は晴香ちゃんのストレートプレイ初挑戦の作品。新聞記者である青年が同じく記者であった祖父の取材ノートを紐解きながら、当時の学生運動に身を投じた若者たちの姿を追い、自らの記者としての在り方を模索する話。晴香ちゃんは2役。現代パートでは東日本大震災の被災者である女性、過去パートでは友人である「彼女」の影響で学生運動に参加した女学生。どちらの役も、厳しい境遇に身を置きながら懸命に生きる姿が印象的です。過去パートのシーンでは、「彼女」に謝りたかったと言いながら自分のスカートをギュッと握り、ボロボロと大粒の涙を流す姿、「彼女」のお母さんの手を自分の手でそっと包み寄り添う姿が好きでした。現代パートでは、ラストシーンでもある「私、濡れてみたいんです」と降りしきる雨を身体全体で受け止めるシーン。
王家の感想でも書きましたが、晴香ちゃんが演じる女性は本当にその人が目の前に居てもおかしくないぐらい、自然とその場に存在してくれるのがとても好きです。お芝居という、遠い世界の話ではなくて、その人の物語だと感じさせてくれる。あとやっぱり声がきれい!今回の舞台も、馴染みのない難しく感じるような言葉も多かったけれど、晴香ちゃんの声はスッと耳に届いてくる。
また今まで観てきた晴香ちゃんとは違う表情をたくさん観ることができて、とっても素敵でした。

今年の年末るひまは源氏(というより大河オマージュなので頼朝と義時)でした。今回から本格ミュージカルに舵を切ったということで、グラミュ界からの新規参加のキャストさんも多く、なんとも耳が幸せな公演でした。
佐奈くんの義経に泣かされた~~~。
お兄ちゃんの役に立ちたくて頑張るのに空回りしてどんどん関係がこじれてしまって。自分(謀反人)を討った功績を与えることが、義経が最期に兄にできたことだったのがなんとも。。。人を斬ることができなかった頼朝を散々煽って、頼朝にとってはきっと自分(義経)より大切な義時を追いこんで、ようやく頼朝が自分を斬るために刀を抜いたとき、ホッとしたように笑う義経の一瞬の表情に涙腺が一気に崩壊しました。なんとか兄弟円満に過ごす道はなかったのか。。。
二部はただただ笑って楽しんでたら良い時間!笑
今年も楽しかったな~~~。良い年納めでした。

年が明けるなり世の中の状況もめまぐるしいスピードで変化し、またいろんなことに心配や不安を感じる日々になってしまいましたが、今年もできるだけ楽しく、好きなことを好きな人たちと共有していけますように。
本年もよろしくお願いいたします。

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