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「人生を神ゲーに」するためのヒント本~『そういうゲーム』『人生が変わるゲームのつくりかた』

こんにちは。「人生を神ゲー」にするゲーミフィケーション・デザイナーLv99のきっしーです。

私の思う、ゲーミフィケーションの究極の活用法は、自分自身の「人生を神ゲー」にすること。もし人生がツマラナイ、つらいと思っている人がいたら、どうやったらワクワクする人生に変えられるのでしょうか?

そのヒントとなる本を、2冊紹介します。

1冊目は、『そういうゲーム』 著者 ヨシタケシンスケ 2024年出版
https://www.kadokawa.co.jp/product/322407001123/

あなたのゲームは、どういうゲーム?

『メメンとモリ』に続く、
ヨシタケシンスケのもうひとつの世界。
毎日いろんなゲームをする。
何があってもゲームをする。
なぜならそういうゲームだから。
ヨシタケシンスケが描く、ゲームとしての日常。
めざせ、高得点。

出版社hpより

なにごともつい大ごとにとらえて
考えすぎてしまう自分に対して
日々はミニゲームの連続」くらいの
気持ちでいた方がよいのでは?と
思い、この本をつくってみました。

出版社hpの著者コメントより

本の中で、私に一番刺さったゲームは、これです。

予定より早く帰らなきゃいけない、と伝えたとき、
さみしそうな顔をさせたら かち。
そういうゲーム。

『そういうゲーム』より

逆に、平気な顔をされたら まけ。
これは悲しい。

5秒で勝負がつくゲームも、結果がわかるまで
50年かかるゲームもある
かちまけのあるゲームも、ないゲームもある。
外からみると まけ の人が、実は かち のゲームもある。
一人でやるゲームも、チームでやるゲームもある。
好きな人とやるゲームも、きらいな人とやるゲームもある。
意味のあるゲームも、ないゲームもある。
途中でやめられるゲームも、やめられないゲームもある。
よる、寝る前にその日のゲームを思い出し、
自分への小さなごほうびをあげる
マクラの位置をなおして
明日のゲームを考える
毎日いろんなゲームをする。
何があってもゲームをする。
なぜなら、そういうゲームだから。

『そういうゲーム』より

人生には、「結果がわかるまで50年かかるゲームもある。」
そう考えると、やりたい夢を目指していて、ちょっと挫折しただけで諦めそうになった時にも、50年プレイのゲームだと考えると、もう一度がんばれるかもしれません。

「よる、寝る前にその日のゲームを思い出し、自分への小さなごほうびをあげる。」
ごほうびは大事です。ゲーミフィケーションデザイン6要素の「③称賛の演出」 目標→実行→成功→称賛のポジティブループを回していくことです。
そこで大事なのが、「明日のゲームを考える。」時に、「②達成可能な目標設定」にすること。ゲームのステージは、ちょっとがんばれば達成できるから楽しい。そして次のステージもやりたくなる。自分自身の人生ゲームをデザインするときにも、それを忘れずにしましょう。

「人生を神ゲーに」と書くと無理ゲーぽく聞こえますが、「人生はクソゲー」と思っている人が、ちょっとでも楽しめるように、できたらちょっとは神ゲー寄りになれたかな、と思えるようになるヒント本です。

※ちなみに、私の授業で、学生たちに「あなたの人生は、神ゲー寄り?クソゲー寄り?」と質問すると、大体7割がクソゲー寄りと回答します。(笑)

ひとりひとりの人生みんな違うので、「こうやったらうまくいく」みたいなものがあるわけではないですが、自分の人生には、自分でデザインできる部分がある。ツマラナイをワクワクに変えられる部分があるんだと気づくことが大事なんです。

もう1冊は、
『人生が変わるゲームのつくりかた??いいルールってどんなもの?』
米光一成著、2024年出版
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480251510/

ゲームも、君の人生も、 ルール次第でおもしろくなる!
ゲームづくりの核は「場を楽しくするルール」を生み出すこと。それができれば、君の人生はもっとおもしろくなる。人気ゲーム開発者がイチから教える入門書!

出版社のhpより

ゲーム作家の米光一成さんも、著書の中で、同じような「人生を神ゲー」にするヒントを書いていました。

前半はアナログゲームの作り方を教えていますが、さらにその上のレベルとして、生活のルールを楽しく変える達人、いいかえるとゲーミフィケーション・デザイナーになれる方法を教えています。

「第7章 すべてをゲームにしてみよう」に書かれていること。

押し付けられないようにするいちばんの方法は「自分でゲーム化すること」です。

『人生が変わるゲームのつくりかた』p112より

人生のルールだってつくれるのだ

そして、ゲームづくりを通して、場がおもしろくなるようなルールをつくりだす達人になったあなたは、生活のルールも変えることができるでしょう。
(中略)
 自分のルールを変えることもできます。これは暗黙のルールが多いうえに、自分で自分を観察することになるので、ちょっとむずかしいかもしれません。われわれはふだん自分がどんな表情をしているか見ることがなかなかできません。録音した声を聞いて、自分の声じゃないみたいだと思った人も多いでしょう。自分を観察するのはむずかしいのです。でも、できます。コツは記録を取ることです。書き出してみる。自分のデータを蓄える。
 たとえば、「自分マトリクス」を毎日書いてみる。日々の「自分マトリクス」をためていくのです。1年続けてみてください。自分の気にしてるもの、好きなもの、嫌なことが、どんどん変わっていることがわかると思います。えているか、その変化を振り返ることができるようになります。
週子が悪いときはキーワードがたくさん出てこなかったりします。自分が自分をどう捉えているか、その変化を振り返ることができるようになります。
 観察して糸口がつかめれば、自分のルールを変更して、より楽しい自分をつくりあげることができるようになります。ちょっとしたルールを決めてみて、それが自分を楽しくするかどうかチェックしてみてください。

『人生が変わるゲームのつくりかた』p114-115より


 2冊の本に書かれていることは、「他人のルールで、自分の人生を生きる」とあまり楽しくない。だって、そのルールが自分にとって得意だったら楽しいけど、苦手だったら楽しくない。
だったら、「自分のルールで、自分の人生を生きること」ができたら、もっと楽しくなるのでは。だって自分の得意なルールにデザインすればいいのだから。
この「自分でルール」を考えて良いと気づくことが、「人生を神ゲー」にする第一歩なのです。

この2冊で読んでヒントを得て下さいね。あなたの人生が「神ゲー」サイドに近づけますようにお祈りしています。
(おわり)

#そういうゲーム #人生が変わるゲームのつくりかた #人生神ゲー化デザイン #遊びと学び研究所 #ゲーミフィケーション #ゲーム要素 #モチベーション #ワクワク
執筆:遊びと学び研究所 ゲーミフィケーション・デザイナーLv99 岸本 好弘


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