カップ焼きそばをおかずに

ついこの間嬉しいことがあった。塾講師を始めて一番最初に受け持った生徒が第一志望に合格した。私は英語を教えていた。受け持った当初はあまり英語ができる方ではなく、苦手教科だったので塾に入ったということだった。春が終わった頃だったと思う。

生徒に若干緊張が見られたことを覚えているが、私も例に漏れず最初の生徒ということもあり、塾部屋には不釣り合いなハイテンションで挑んでしまった記憶がある。

その後だんだんと担当生徒の人数が増え、どのように生徒と接し、指導していけばよいのかを自分の中で試行錯誤していった。
今振り返ってみても、合格した生徒への指導はやや無駄な部分も多かったと思う。
もっとも、自分の成長過程において必要な“無駄”ではあったが。

まだ受験戦争の苦しみが昇華されていないにもかかわらず、塾講師のアルバイトを務めるというのは自分の後悔を生徒に押し付けてしまうことになるのではないかと思っていた。(今もその疑念は消えていない。) 
しかし、実際担当生徒が合格してくれたということを聞くと、自分の手柄でないにもかかわらず、報われていなかった、消化されていなかった気持ちが若干晴れるような気がして嬉しかった。


さて、昨日の話に戻ろう。

昨日は何をしていただろうかと思い出してみる。最近はお昼少し前に起きるのが日課になっていて、起きて一時間立たないうちに朝ご飯とお昼ごはんを兼用で食べるのが通例である。

その日の朝昼ご飯は、一週間前くらいから食べたかったカップ焼きそばを白ご飯の残りと食べた。

なぜカップ焼きそばを食べたかったのかというと、最近ジャンクフードを食べる動画にハマっていたからだ。
ジャンクフードにはやはり体に悪いものが入っているのだろう、見ていると無性に体が求め始める。ということで、カップ焼きそばに引き寄せられたというわけである。

食べたカップ焼きそばは某ペ◯ングではなかったが、カップ焼きそばに味の優劣などさほどないらしい。非常に美味しかった。
要するにジャンク成分を体に焼きそばを介して取り入れたいだけで、その形式はさほど問題ではないのだ。ある意味メーカーの概念が捨象され、ジャンク(焼きそばの形をした)というもので抽象化されたとも言える。

焼きそばをおかずにして白米を食べることに抵抗がある人もいるだろうが、ことカップ焼きそばにおいてはぜひ一度試してみてほしい。
家で作る焼きそばは味の濃さに限度があり、おかずにして食べようものなら炭水化物×炭水化物をひしひしと感じる事になってしまう。だが、カップ焼きそばの味の濃さを侮ることなかれ。それは非常におかずになるのだ。単体で食べるよりおいしいとさえ思ってしまう。

考えてみれば、ラーメンにご飯を合わせて提供するラーメン屋も多数いるわけで、麺類という本来主食をおかずにして食べるのはあながち穿った食べ方ではないのかもしれない。(麺類を生み出した海外の方から見れば阿鼻叫喚かもしれない)
昼ご飯を食べたあとは作文をし、だらっと昼寝をして、だらっとスマホを見ていた。遅めの時間にバイトが入っていたので、それまでがかなり暇だった。

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