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大好きなホラー映画

ホラー映画が好きだ。
映画を見るときに期待するものは、非日常感だと思う。
それを存分に味わわせてくれるのがホラー映画なのだ。

ホラーと一口にいっても、さまざまなジャンルがある。
グロテスクな表現で怖がらせてくるいわゆるスプラッターもの、びっくり系、
ストーリーで怖がらせてくれるもの、と、様々だ。海外のホラーにありがちなのは前者二個だと思う。観ていて体が痛くなってしまうスプラッターものはあまり得意なジャンルではないが、観れないと言うほどではない。
しかし、観たあともゾクゾクさせてくれる、怖さが頭の片隅にこびりついて離れないような、そんなホラー映画が私にとっての最高のジャンルであり、良質であると考えている。

ホラーものが好きなのは小学生の頃からだと思う。本屋に売っている厚めの、怖い話や都市伝説がたくさん入っているマンガ本?のようなものを読み漁っていた。夏になれば「本当にあった怖い話」シリーズをワクワクしながら観ていた。
少し話がそれるが、「世にも奇妙な物語」なども当時は盛んにやっていた記憶がある。あるときから方向性がホラーと言うより、都市伝説を作り出すような、ある意味タイトル通りの作品を作るようになっていった。私は最初のホラー寄りの作風が好きだったので、徐々に方向性が変わり始めたあたりから、観なくなってしまった記憶がある。

本筋に戻ろう。
年齢が上がるにつれて、幽霊本体が出てくるような怖さには慣れてしまった。
ディテールで怖がらせるには限度があるのである。そこで、中学生の時に出会い、未だにそれ以上のホラー映画には出会っていない珠玉の作品を紹介したいと思う。
それが、「残穢―住んではいけない部屋」である。
かなり有名な作品だと思うが、それでもやはり良いものは良いのである。
サスペンス的要素とホラー、そして鑑賞後も怖がらせるための若干の後味の悪さ、
すべて星5をつけてあげたい。
もとは小説を映画化したものであり、小説から入るべきなのだろうがなかなか小説を手に取る機会がなく、最近やっと読むことができた。

良質なホラー映画を探すのはなかなか難しい。それゆえ宝探し的な側面も強いのだが、なにせ一時間半~二時間なので、本当に唾棄すべきような映画にぶち当たってしまったとき、時間を無駄にしてしまったという喪失感に苛まれてしまう。
あまり良くないとは思うのだが、ホラー映画探しをするときは評価が3以上のものをできるだけ観るようにしてしまっている。
残穢と同等くらいの映画にまた出会えたら最高だなと思う。


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