青春の甘ずっぱさと苦さ〜高校時代回想6〜

*マイノリティ表現含みますので苦手な方はゴーバック!
そして、毎回の如く文章能力ゼロなのでご了承くださいm(_ _)m






   

  淡々とした高校生活を過ごしいつしか憂鬱だった修学旅行を終え、バイトに精を出しそんな日々を送った。もうすぐ2年も終わろうとしていた時、心を揺さぶられる出来事が起きた。

  ある日の授業が終わり、Nと家に帰ろうとした時のこと。教室の机に携帯を忘れた。
自「悪い、携帯忘れた💦ちょっとまってて🙇‍♂️」
N「早くしろよ〜」
ってな感じ。

  もうどの教室も殆ど人がいなかった。自分の教室に戻るとOくんと隣のクラスの女子(仮にHさんとしておく)が2人っきりでいた。Oくんとはあれから全く話してなかったし、視線も極力合わせないようにしていた。
  それだけでも気まずかったのに、2人の会話が耳に入って来てしまって更に気まずかった。
Hさん「今度部活休みの時にディ〇ニー行こうよ〜」
Oくん「あぁ、楽しみだな」

Hさんは野球部のマネージャー。
この時初めてHさんがOくんの彼女だって知った。
Hさんは誰にでも優しくて、ちょっと気が強くて、可愛らしい人だった。
《あぁ、そっか。こういう人がいいんだな》
って。
  わかりきってた事だったのに凄く悲しくなった。
《もし、自分が女に生まれてれば少しは可能性があったんじゃないか》とか、
《もし、あの時自分があんなメールを送ってなかったら友達としては近くにいれたんじゃないか》とか、

《もし、》なんてないのにそんなことばっか頭に浮かんでた。


   携帯を取るなり、急いで教室を出た。
教室を出る時にOくんに
Oくん「おい、」
って、話しかけられたんだけど結局何も返さず逃げるようにして出てきてしまった。


その後は校門で待っててくれたNといつも通りに帰ったんだけど。(Nは野球部の監督と反りが合わなくて部活辞めてた)

帰り道、

自分「OくんてHさんと付き合ってたんだね。知らなかった・・・・・・。」
って、ぽつりと言ったら
N「あぁ、俺が辞めるちょっと前くらいから付き合ってるよ。まぁ、諦めな。あいつ女の子好きだし。(Nは自分がOくんが好きな事を知ってる)」

N「ぽんがあいつの事好きなの知ってるから黙ってたんだけど、気づいちゃったんだ。」
って。
優しすぎだろ、おい。普段めちゃくちゃアホなのにこういうとこはすげーな、おい。

自分「気づいたっていうか、いまさっき現場居合わせた。。。。。。」
N「まー、世の中どうしようもなんない事はいっぱいあるからとりあえずゲーセン寄ってくべ」

なんかグッと込み上げてきてたものがあったからきっとNは気づいて励ましてくれたんだろう。


 その後、学校の近くのゲーセンだとバレるので地元のゲーセン(学校からチャリで1時間くらい)で遊んで帰った。






続く。

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