両親に「公務員やめるね」と告白した日
「わたし公務員やめるね」
ひと月ほど前、両親にこの言葉を伝えました。
今日のnoteは、わたしのメモリーとして、また同じような境遇にある方への応援メッセージとしてつづりました。
あなたの背中をそっと押せたら幸いです。
敬老の日を前に
2023年9月17日 日曜日。この日わたしは、子どもと実家へ向かっていました。目的は、敬老のお祝いをすること。そして、ずっと胸に秘めてきた思いを伝えることです。
何も知らない子どもをよそに、わたしの心はずっとソワソワ。40過ぎとはいえ、両親は娘のカミングアウトにどう反応するだろうかと。
「これからどうやって稼いでいくの」
「子どもの学費はどうするの」
「やめるなんて反対だよ」
猛烈に反対する姿ばかり浮かびます。今日を最後に実家へは行けなくなるかもしれない……。近づくほどに、そんな考えがよぎりました。
母へのカミングアウト
実家へ到着するも、よそよそしいわたし。その姿は、あたかも結婚を報告しにきた彼氏のよう。お祝いの品を渡し、母と2人になるタイミングを見計らいます。
子どもと父は居間へ。わたしと母は台所へ……。そして伝えました。
「わたし公務員やめるね」と。
返す言葉を探す母。事情を説明するわたしを見つめ、最初に出た言葉は「もったいない……」でした。自営業も廃業。パートで苦労した母の正直な感想だったと思います。
しかし、苦労した公務員を多く知る母。こんな言葉もかけてくれたのです。
「うらやましがられる職業ではあるけど、働いている人にしか分からない苦労もあるんだよね。子どもの将来をしっかり考えて、決断してください」と。
父からのライン
子どもの手前、父には直接伝えられませんでした。しかし、母が伝えてくれたのでしょう。帰宅後、父からこのようなラインが届いていました。
「忙しいと思いますが、健康には十分留意してください」
短い文章でした。
しかし、スマホ音痴の父がラインしてくれたことへの驚き。そして、遠回しにもこのような応援をもらえたこと。ただただ感謝するばかりです。
「成長曲線」を信じよう
今後のわたしが、どのような未来をたどるかは分かりません。少なくとも数年間は、ほとんど稼ぐことができないでしょう。時には後悔し、弱音を吐いてしまうこともあるかもしれません。
しかし自分の人生に責任を持ち、「成長曲線」を信じて積み重ねていけば、必ず花開くときがくると信じています。
劇作家の寺山修司さんも言っています。「振り向くな、振り向くな、後ろにはゆめがない」と。
わたしも勇気をふりしぼって前へ進みます。あなたも自分を信じて、一緒に歩きだしてみませんか。
【ライ活 6日目 完】
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