見出し画像

シール交換

どうも、かつて小学校女児だった松本です。私だってシール交換しましたよ。でも親が無駄なもの(シール)は買ってくれなかったので、どうにかしてシールを調達する必要があります。必死に私はクラス中を駆け回り、ようやくタダでシールをくれる子を見つけました。そこから私はその子から怪しまれない程度にシールを輸入し、セット交換などを駆使しながら水入りシャカシャカシールだとか、マシュマロシールだとかを貰っていました。それでも圧倒的に不利なので、あるゲームを考えつきました。
そのルールとしては、3人でゲームを行い、親1人と子2人に分かれます。子は先にシールを一枚ずつ提示します。その後親は必ずどちらかの子のシールをもらうかを選び、自分もその交換した子にシールを渡す上、選ばれなかった子のシールは選ばれた子に渡します。親は確実に欲しいシールを貰え、選ばれし子は親からと選ばれなかった子のシールをもらえます。かなり心理戦です。相手が勝負シールを出すタイミングで自分もまあまあ強いシールを出したら負けてしまうので、緩急を見極めなければなりません。私はハートのシールがめちゃくちゃ欲しがる子といつもトリオを形成し、その子が親になった時にハートを提出することによってバラエティ豊かなシールを手に入れてました。

ひよこちゃんシール(インターネットより引用)


ある日、親がカップラーメン博物館に連れて行ってくれて、記念にチキンラーメンのひよこちゃんシールを買ってくれたのですが、調子に乗りひよこちゃんシールを交換しまくった結果、市場にひよこちゃんシールが溢れ返り、極度のひよこちゃんシールインフレが形成されました。その後ひよこちゃんシール禁止令が出て、雑魚シールでさえも、ひよこちゃんシールと交換してくれなくなりました。それでもなおひよこちゃんシール在庫を抱えた私は先ほどのゲームで子の時に相手が勝負シールを出した瞬間ひよこちゃんシールを当てて消費することしか出来ませんでした。そうしたらそのゲームでみんなひよこちゃんシールしか出さなくなりました。それ以来、ひよこちゃんが憎いです。

いいなと思ったら応援しよう!