エホバの証人の教えが本当だったら、戻りたい?

エホバの証人(以降JW)が教えていた事には、世の終わりは混とんとすると教えています。

世の中を観察すると、まぁまぁ混とんとしています。実際に、戦争がいつか勃発するかのような気配すら感じさせています。

LGBT問題、色んな形での差別、人々の性質は冷たいとかそういうのを通り越して残忍になっている等、色んな形で問題があります。

何らかの形でニュースを見た時に、過去にJWであった方はどう感じますか?

「やっぱりJWが聖書を通して教えていた事は真実だから、またJWに戻りたい!」

と、思うでしょうか?

個人的には、JW自体の教えはともかく、聖書の啓示の書で書かれていた事が確かに実現しているように見えます。

人々の道徳感や倫理観の低下が想像を超えるほどです。

例えば、最近あったニュースでは、女性への性的暴行は無罪となりました。被害を受けた女性側は望まない性行為であり、拒否もしたと主張しました。が、なんと裁判官が、この件は性的行為のプレイの一種と捉え、女性はこの行為を望んでいたと主張し、犯罪者側を無罪と判決しました。

ネットは騒然としてます。

女性からしたら、とんでもない判決です。

被害を受けた側の主張は無視され、加害をする側の歪んだ主張は受け入れられる。しかも、裁判官までもが歪んだ状況判断をするとは、まさしく、「白は黒。黒は白」と言っている様なものです。

人を裁く事に関連する仕事で言うと、他にも事件がありましたね。検事正が仕事仲間の女性検事に性的暴行を加え、有罪判決がくだりました。が、これを不服として元検事正は無罪を主張するなどと言う事態になっています。

これらの混とんとした現在の状況を見るとゾワッとします。

JWでもよく『目ざめよ!』などで、性被害に遭わないための方法を教えていました。

男性と二人きりになる様な状況を作らない。
露出が多い服やピッタリした服装を着ないなど、服装に気を付ける。
男性を誘惑するような態度や話し方をしない等・・・

確かに、これらの点は気を付けましたよ。確かに役に立ったのかもしれません。

でも、残念。

JWの雑誌などを通して教えられた事柄は、女性側に気を付けるように促すのもいいのですが、その結果、性的な被害は「女性側の責任」にされている様な感じでした。

最近の調べでは、多くの性被害の事例から、性被害に遭った時の服装は以外にも、露出が多い服を着ていたから性被害に遭ったわけでも無い事がわかってきました。

男性と二人きりにならないように気を付けるにしても、性被害に遭う状況は、意外にも親族が多い事もあります。被害に遭うのが、性的に成長する前の事さえあります。

JWの中でも、何か悪い目に遭った時は、「自己責任」と言う様な雰囲気が作られている様な気がします。

しかし、今の時代、ソドムとゴモラ並みに性的倒錯も極まっているのかいないのかは知らないですが、性的でない物に興奮を覚える者もいるので、この様な被害に遭いかねない側だけが気を付けると言うのも難しい気がしてしまいます。

ただ、JWの雑誌などを通した教えが、なんと無しにその時その時の論文なり、本なりから引用したものであったかもしれません。または引用の仕方が偏っていたり、解釈が捻じれていたのでは無いかと今は疑っています。

または意図的に何らかの研究論文を都合よく使って、信者を特定の思考に当てはめ、何らかの方向に思考を誘導していた可能性すらも考えます。

果たして、どうなんでしょうね?

終わりの世ならば、もっと想像を超えた混とんは待っているのかもしれませんね。

もっとも「やっぱりJWは真実を話していたんだわ!早くJWに戻ろう!」

などとは、思わないです。


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