『このライトノベルがすごい! 2024』を読んだよ
※注意※
この記事は『このライトノベルがすごい! 2024』のランキングを含め様々な内容について語っています。例によってネタバレ注意・同作品の読了推奨となります。ネタバレを喰らいたくない方はブラウザバックのご協力の程よろしくお願いします。
自分で書いといてなんですが、なんでしょうね、このタイトルの異様なダサさは。簡潔にまとめようとしたらこうなってしまったんですよ。たまにあるお土産かな?
とまあ雑談は置いておいて、買いました、読みました『このラノ』! 今まで読ませていただいたり買ったけどサッと目を通すぐらいで終わってしまっていたのですが、今年は今まで以上にラノベを読むようになったことやアンケートに答えたということもあって、更にじっくり読ませていただきました! 編集部様の文章もとても読みやすく、全国のラノベファンの情熱も伝わってくる良い本でした。今回は読了報告も兼ねて『このライトノベルがすごい! 2024』について書いていこうと思います。
細川 カヲルの投票諸々に関して
先ほども少し触れましたが今回私もWEBアンケートにて投票させていただきました! 何に投票したかって? 大変申し訳ございません、忘れました。キャラ・イラストレーターさんについてはもう完全に覚えてません。作品は順不同にはなりますが以下の5作品でした。(作者先生のお名前は省略させていただきます)
『死亡遊戯で飯を食う。』
『彼と彼女の事業戦略』
『獄門撫子此処ニ有リ』
『不死探偵・冷堂紅葉』
『レプリカだって恋をする』
これで会ってたはずです……。今年は新人賞受賞作が個性派ぞろいで読むのが楽しかったです。はいそこシリーズもの全然読んでないの間違いじゃないのとか言わない。今『スパイ教室』と『わた婚』と三月先生のノベライズ系を追ってる最中だから(止まっている作品の追いかけには一旦無視する)。今回ここに挙げた作品も5巻以内なので気になる方は今すぐ追いつけますよ! また、この作品以外にも迷ったやつとか一杯あったのも印象深い。
もう1つご報告なのですが、上2つの作品のコメントが『このラノ』に掲載されてました! 参加者5000人オーバー+初投票一般人なのに2つも拾っていただいたのは感謝するしかありません。特に『死亡遊戯』の方は皆さんコメントの分量が多かったからページがもうギッチギチ。その中の割と上の方に見覚えある文章があって頭真っ白になりましたよ。流石にここだけでしょと思ったら1作品1つしか載らないブックガイドの所でも『カノビジ』で採用されてたし。え、盛ってない? 嘘ついてるって? 本当なんですよ信じて下さい! 同名義で出してますから~。
『このラノ』誌内のあれやこれや
さてさて今年のランキングは?
ダラダラ書いてたら文字数ヤバくなってきたので本題行きましょう。今年のランキングはラノベの新たな可能性を感じさせてくれるような内容だったと思います。特にTOP10はオンリーワンなジャンルが沢山並んでいるしそのほとんどが新進気鋭。手探りで新規開拓してる者からすると見落としがかなりあったのでそれを補完してくれる良い結果だったと思います。もし今後私の読了報告に『ステステ』『読みまち』『バスタブ』『透明な~』辺りが上がってきたらそういうことだと思っていただいて結構です。
『このラノ』文章のここがすごい!
何気にこの本、出版社の垣根を越えて色んな作者さんの声を聞けるの凄くないですか? インタビューは当然だけど、最初の名だたる顔ぶれによるコメントがとても愉快だった。まだの方は1番前から順番に読んでいってほしい。それだけでも十分楽しめる。
分析系は後に回すとして、協力者欄も面白かったな~と。普段からSNSでお見掛けする先輩方のコメントも沢山あった。最早オールスターズ。ランキングのコンセプトを見てると、自由きままに読み過ぎて王道系に手を付けられずラノベ読みとしてどうなんだ? と常日頃内省している自分が恥ずかしく見えてしまった。ラノベはもっと自由に読んでいくものだなと改めて思ういいきっかけになった。
分析パートにご注目⁈
アンケートの統計とか最後の編集部のまとめも勉強になった。アンケート回答者の年代がそこまで偏ってなかったのは意外だった。でもその代わり男女比率が凄かった。そんなに偏るものだったんだな……。
最後のラノベ語りも気になるポイントをズバッと纏めてくれていて良かった。全体を通してもやっぱりミステリの流行りは目立ってるんだな~。この流れができる直前にラノベミステリをテーマにして論文書いてた頃を思い出す。個人的にはライト文芸のミステリと差別化されることがミソな気がしなくもない。これはあくまで個人の意見だが。
さいごに ~或いは来年に向けて~
本当はもっと考えて色々書きたかったのだが、『このラノ』の性質上速く書き上げた方が良いという個人的判断によりここで一区切りとさせていただく。だってもう文字数が……。ここまでじっくり読むことは初めてだったのでとても新鮮な気分だった。持っている他年度のものももう一度読み返したいと考えた。
『このラノ! 2024』の投票期間を過ぎた作品、即ち来年版の対象作品もすでにいくつか読み終えている。その中にも投票したい作品がいくつかあったので、来年は願わくば協力者として、仮に駄目でもアンケートで投票したい。なれるかな……協力者。あとは投票結果をちゃんと記録するように心がけたい。
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