一人暮らしゴキブリ戦闘日記
こんにちは。?!めめへぬひれもひです。
私は一人暮らしをしています。(まだ一人暮らし歴は半年くらいなのでひよっこです。)
家事が大変なのはもちろん、一番困ってしまうのはタイトルにもある通り、ゴキブリが出てきた時です。
私の住んでいるアパートは、内装こそリフォームできれいになったものの、建物自体は割と古く、リフォームで覆いきれなかった過去の遺産が少しだけ残存しています。
そういう、小さな隙間に棲みついたゴキブリは、ごく稀に湿度も食べ物もある部屋の中へと忍び込み、私たちの生活を脅かすのです。
この世で一番恐ろしいものはと聞かれたら、人間か虫か、どちらかを答えます。それくらい虫が嫌いです。なのにこの部屋、割と出る……
1.会敵
深夜、物音、恐怖
前回のnoteで、不眠に苦しんだ日々について書かせてもらったのですが、なんとゴキブリとの1回目の戦闘は、眠れずにベッドに這いつくばっていた早朝4時に起こります。
いかんせん私のアパートは古いものですから、キッチンがシンク以外の部分も金属でできています。金属、というかステンレスは、割と音を響かせる性質があります。そのため、「何かが蠢く音」も当然響きますよね。
真っ暗な部屋で眠れずに苦しんでいた私の耳が、「ペタペタ」という音を捉えました。明らかに何かが蠢く音です。私は不眠で重い体をなんとか持ち上げて、部屋の明かりをつけると、玄関に向かいました。はじめは、廊下で不審な人物が歩き回っていると思ったからです。
しかし、玄関に行く道中で、再び「ペタペタ」という音を耳にします。そうです、明らかにキッチンから音がするのです。そうして私の中に、一つの可能性が生まれました。深夜のキッチンといったらもう、アレしかありません。キッチンの明かりをつけて、恐る恐るシンクの方へと近づきます。そして、シンクを覗き込むと!!!
いない……
その瞬間、ゴキブリがいるのはシンクじゃないと確信しました。シンクの横には、食器を乾燥させるラックがあり、さらにその横にはIHの卓上コンロが置いてありました。ラックの中にいるとしたら、金属に響くような音はしないはずです。しかも、ぱっと見どこにも見当たらない。
思い当たるものがありました。卓上コンロの下には、隙間があります。急いでスマホを取ってきて、コンロの下に光を当てました。
「ペタペタ……」
……触覚が蠢いたのがわかりました。そしてさらにその瞬間に、私はあることに気づきます。
ゴキブリ退治のスプレー買ってない!!!!
ピンチヒッター
どう退治しようにも、コンロの下から出てきてくれなきゃ困ります。そこで私は、勇気のコンロ持ち上げを行います。すると、ペタペタペタペタ!と、ゴキブリが動き回り始め、キッチンの壁に張り付きました。ついに全貌が明らかになり、人間vsゴキブリの構図が生まれます。
構図だけ見ればどう足掻いても人間が有利なのですが、どうしてでしょうか。根源的に植え付けられたであろうゴキブリへの恐怖が、その構図を崩しかけていました。さらに私に追い打ちをかけたのは、ゴキブリ用のスプレーを買っていなかったこと。こればかりは私の失態です。
焦る気持ちを抑えながら、コンロの下を照らしていたスマホを使って、スプレーの代わりになるものを検索します。すると、なんということでしょう。食器用洗剤が有効ではありませんか。どうやら、洗剤に含まれている界面活性剤が、ゴキブリが呼吸をする穴を塞いで、窒息死させることができるようです。私はゴキブリの動向に気をつけながら、キッチンの奥にある食器用洗剤を手に取り、キャップを開けました。そして、ゴキブリが張り付いてる壁に、思い切り洗剤をぶちまけました。
惜しいことに、ゴキブリの体を洗剤がかすった程度で致命傷を与えられず、ゴキブリはさらに暴れ回ります。私は第二撃に備えて食器用洗剤をしっかりと持ち直したのですが、なんとゴキブリは、居住者も知らなかった「えぐい隙間」に入り込み、その姿をくらましてしまったのです……
普通、シンクの奥に蛇口があると思うのですが、私の家の場合は1段高くなった位置に蛇口が存在しているんですね。そして、そこに洗剤とかいろいろ置いているんですが、その段はほんの少しシンク側に出っ張っています。その出っ張りの部分は、一見ただ出っ張っているだけのように見えるのですが、どちらかというと下の段に覆い被さるように作られていて、完全に接合しているかと言われたらそうではなく、ほんの少し隙間が空いているのです。
私の語彙では説明しかねる難しさです。私はこれを先述した通り「えぐい隙間」と名づけました。
↓イメージ図です
逃げ込まれてしまったらどうしようもありません。次なる戦いに備えるだけです。
ただでさえ不眠で重たかった体を、ゴキブリとの戦闘で機敏に動かしたせいで、激しい頭痛が湧いてきました。その日の1限の体育を休んだのも、ほぼこれのせいと言っても過言ではありませんでした……
2.二度目の戦い
物音(再)
一度ゴキブリを取り逃がした私ですが、なんと不眠に悩まされているという状態が、ゴキブリ退治となぜか合致し始めます。どういうことかというと、ゴキブリが活動する深夜の時間帯に、私は全く眠ることができないため、余裕で起きているわけです。1回目の戦闘も、私が眠っていなかったからゴキブリの音に気づかなかったと言っても過言ではありません。そして2回目の戦闘も、眠れない深夜に巻き起こります。
何日かした後、再び同じ物音が聞こえました。シンクの上を歩くような音です。今度こそ取り逃がすわけにはいきません。しかし不運なことに、ゴキブリのスプレーを買いに行き忘れたことに気が付きます。(これに関しては本当に愚か。)再び食器用洗剤を手に取った私は、キッチンを捜索し始めました。
すると、なんとゴキブリは床にいるではありませんか。思い切り床に洗剤をぶちまけると、ゴキブリに洗剤が直撃!20秒ほどのたうちまわり、キッチンを暴れ回ったのちに、ゴキブリはぴくりとも動かなくなりました。死んだふりというわけでもなく、箒で突いてもびくともしません。
完全勝利です。
しかし、最後の関門が待っています。
そうです、死体処理です。
始末
Q.ゴキブリは早く動くから気持ちが悪いのか?
A.いいえ、違います。
存在が気持ち悪いのです。(※私の場合)
しかもゴキブリは病原菌をいくつか持っています。安易に触れれば感染の危険がありますし、だからといって死骸を放っておくわけには行きません。別のゴキブリが共食いをしにきたり、病原菌が撒き散らされたりしてしまうからです。
私は箒とちりとりを使って、ビビり散らかしながら小さな生ゴミ用に使っていた紙袋に死骸を封印しました。私の住む地域は、生ごみは燃えるゴミの袋に入れて出すので、もう死骸を見る危険性はありません。しかし、最悪なことにゴキブリを倒したのは回収日の翌日。1週間ゴキブリの死骸の入った袋を放置して生活しなくてはいけなくなりました……
結局、特になにも起こりませんでしたが、常に玄関に燃えるゴミの袋(ゴキブリ入り)がある生活は、なかなかにストレスでした。ゴキブリ側も、ゴミの回収日前日とかに出てきて欲しいものです。良い死体処理の方法があれば、募集しています。
3.帰省後の恐怖
玄関からこんにちは
少し前のnoteで、不眠でメンタルクリニックに行った話を書いたのですが、それもあって8月は実家に帰省して療養していました。つまり、1ヶ月も家を空けたということです。
虫にとっては、格好のチャンスですよね。
怖くて怖くて仕方がありませんでした。でも、小見出しからネタバレしてますよね。そうです、玄関で遭遇しました。死骸2匹に……
玄関開けたら死んでるんです。見た瞬間腰が砕けました。幸いほうきで廊下に追い出しましたが、玄関に2匹ということはキッチンやリビングにもいるかもしれないのです。ここから、一人暮らしの部屋を巡回するゴキブリチェックが始まりました。
しかし、私はすぐに安心しました。なぜなら、でかい蜘蛛がいたからです。蜘蛛はゴキブリ食べてくれますから、でかい蜘蛛がいたら安心ですよ。しかも、見回っても蜘蛛以外何の虫も出てきません。多分、だいたい蜘蛛に食べられたんだと思います。蜘蛛には頭が上がりませんね。
これから4年間、大学生のうちはこの部屋に住む予定ですが、もう二度とゴキブリと遭遇しないことを願います。あんな生物、目にもしたくありませんからね……
隣人の事情
これは余談です。しかし、私はこれに怒っています。なぜかというと、隣人の部屋のベランダには、汚すぎる段ボールの山が放置されているのです。
ゴキブリの好きな場所、食べ物を知っていますか?ゴキブリは、暗くて狭くて湿った場所が好きなのは想像がつくと思いますが、なんと段ボールも食べます。もう一回言います。段ボール食べるんですね。そして、隣人のベランダには汚すぎる段ボールの山放置です。あまりに隙間から汚い何かが見えるものですから、思わず覗き込んでしまったのですが、まさかあんなものがあるとは……ゴギブリもそこからきてるんじゃないかと不安です。今すぐにでもあの段ボール山を燃やしてあげたいくらいですね。そうすると自分の部屋も燃えるのでやりませんが。
皆さんも、段ボールは本当に早く捨てましょう。置いておくなら、乾いたところや明るいところに置くのが得策です。そうでなければ、ゴキブリのエサになりますよ……
4.おわりに
ゴキブリと戦うだけの謎note、いかがだったでしょうか?世の中には、何度もゴキブリと戦ってきた百戦錬磨の方もいらっしゃると思うので、たかが虫1匹にこんなに怖気付いている男子大学生の姿は相当滑稽かもしれませんが、どうか温かい目で見守ってください……
いつか虫に慣れる日が来ると良いのですが、まあ無理でしょうね。せめて冷静に対処できるくらいの胆力はつけたいものです。
さて、もう書くこともなくなってきましたので、今回はこの辺で終わりです!ゴキブリと戦う話でした〜
それではまた次のnoteでお会いしましょう!お読みいただきありがとうございました!