気が通る

「心を読む程度の能力」の続きです。

自分が今まで「悪い心」を使っていたことを認め、それを使うのを「やめる」事で、先生は治療が出来るらしい。

自分が指摘された悪い心を「やめよう、やめよう」と心の中で繰り返していると、先生が背中を軽くポンと叩き

「ありがとうございます」

とお礼を言いました。(誰にかは分からない)

すると、叩かれた所がスーッと涼しくなるのを感じました。
不快な寒さではなく、爽やかな涼しさ。

先生「これで気が通るの」
自分「へー。(何だろこれ気持ちいい)」

「気が通る」の意味はよく分かりませんでしたが、とにかく先生に全てを委ねていました。

「はい、じゃあ今度はこっちに来て寝てごらん」

先生は自分を敷いてあった布団の上に寝かせ

徐に踏みつけました。

続きます。