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パズル通信ニコリ184号でよかった問題

9月発売のニコリ184号を解きました。
ニコリ本誌を純粋に解くというのは久しぶりで、けっこう積極的に解かないと終わらないんですねえ。185号がもう出てしまいました。

今というのは、20年前とも30年前とも違うわけですが、
というかそれはいつだってそうだけども、
2023年を基準とした30年前はネット環境がなく、20年前はスマホがなく、ということで、可処分時間が違うぜということで。
可処分時間などという調子に乗った言葉も日常になかったし。

現代の人はニコリをいつどういう状況で解いているのか、というのも解きながらちょいと気になった次第です。

それはともかく、解いて、良かったなと思った問題に印をつけたので、
以下に謹んで記さささせていただきます。
いつも真剣に解いたわけでもなく、解いてない問題もそれなりにある中で、といったもんなんで。

スラローム10 作●USBe 
 線のつなぎ方に意外性が。

スラローム14 作●いわき石川

リンクワーズ1 作●華里雨

ふくめん算1 作●まいなすよん

ダブルチョコ2 作●積木を愛する傘

ダブルチョコ3 作●三瀬史学

フィルオミノ1 作●ふーなんとかさん
 左上の8が良し。

美術館5 作●ふーなんとかさん
 盤面を広く使う展開と桂馬使いのうまさ。

四角に切れ5 作●けーえぬわい
 プロっぽい。

四角に切れ6 作●しんまけ

数字箱・改 作●いこいの森
 いい改作。

チェンブロ2 作●コーヒーまめ

ジグソークロス1 作●三瀬史学
 趣向に品がある。

ジグソークロス2 作●イオ
 見た目大胆。

ジグソークロス3 作●いこいの森

推理クロス1 作●森林限界

よみどおり4 作●望月幸治
 言葉系ならではのうまみが炸裂。まったく無駄な文字がなくてすごい。

スリザーリンク7 作●limt

美術館7 作●SAnd

でした。
ところでスーパージャイアント2問は、難易度感とか解き味の押し出しのほどほどさ加減とかがけっこう似てる気がして、これが現代的感覚というやつなのかもな…と。作者はお二人とも(比較的)最近の人だし。
それとも、ニコリだとほどほどにサラサラなほうが載りやすいという分析のもと、戦略的に抑えたりしてるのか、どうなんでしょうね…と。

あと美術館のほうは、スマニコリの影響もあってカジュアルに難しい手筋をうっかり使いそうになる昨今であるので、難度に頼らない楽しい展開にしたのはけっこうすごいと思いました。
どちらも見せ場をたくさん用意しつつ、そこに至るまでのタメもあって、作りがていねいであることよ。良いとじこみでした。


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