みっきーのリアル登山者の端書き#664『山カフェ』
独身時代の山のメイン活動のひとつとして、山カフェがありました。
山上でお菓子やコーヒーなどを、道行く登山者さんに提供する企画なのですが、当然商売として行なうのは色々問題があるので非営利です。
つまり自分の資産を持ち出してまで誰かに提供をするということをしていたのですが、改めて自分がなぜそんなことをしていたかを整理してみました。
そこで出てきたのは以下の2つです。
①自分の制作活動のアウトプットをやってみたかった
②登山者との交流の場が欲しかった
①自分の制作活動のアウトプットをやってみたかった
私は元々登山にはまる前はお菓子作りが好きで、フリマなどのレベルで手作りお菓子の販売をしていました。
「商売としてやるほどは自信がないけれど、アウトプットの場が欲しい」という私にとって、お金を払ってでもやりたいことだったわけですね。
もっとも、家庭の手作りお菓子のレベルなのでそんなにコストがかかっているわけでもなく、配布数も少ないのでそこまでの意識はなく、「せっかく作ったら誰かに食べてもらおうか」レベルということもあったかもしれません。
②登山者との交流の場が欲しかった
登山者同士のコミュニケーションのハードルは低く、色々と話し込めたりもしますが、登山者によって登山のスタイルも様々です。
私のように自然の中でまったり過ごしたいスタイルの人は、山カフェという企画に惹かれてきます。
なので交流の場として、自分と嗜好が近い方々を集めることができ、フィルタリングもできているという企画として、活用できていたように思います。
こうして自分の過去の活動を振り返ってみると、当時は思いもしなかった像も見えてきますね。
振り返り観察もまた、自分の人生を見つめ直すひとつの方法。
これからもたまにはゆっくり後ろを振り返ってみることをしたいと思います。