みっきーのリアル登山者の端書き#839『渡渉・渡河』
※お盆休み中なので、内容がいつもよりゆるめになっています。
基本的には整備された登山道を歩く上で、流れに足を突っ込みながら川を渉るということはまずないです。
ほとんどは橋がかけてあったり、足場が用意されてあったりるので、足を濡らさずに渡ることができます。
ところでその川を歩いて渡ろうとするとどうなるのでしょう。
大きく二つの問題があると思っています。
一つは足場の悪さ。
苔などが表面にあってヌルヌルした足場は、滑りやすく転倒のリスクが高いです。
また、ある程度の水量があると流れは緩やかに見えても思いの外力がかかり、やはり足もとがおぼつかなくなります。
もう一つは上がった後の靴の不快感。
靴の種類にもよりけりですが、水が溜まった足で歩くのは、変なクッションが靴底にあるようでなかなかに不快です。
また、最初に入った時は冷たくて気持ちがいいと思えても、だんだんそれがぬくなってくると、それがなかなか冷めずに不快要素となります。
いわゆる「熱されにくく、冷めにくい」が機能してしまうわけです。
また、可能性は低いですが高い標高で濡れた靴の場合、冷えすぎて逆と凍傷や体の冷えに繋がりそうです。
この二つから、登山中の渡河・渡渉は避けるべきところなのは間違いないように思います。
そうした問題に直面しないよう、登山道が整備されているのはありがたいことですね。
先人が積み重ねてきてくれたことに感謝です。