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みっきーのリアル登山者の端書き#564『樹木の冬の乗り越え方』
樹木の冬の乗り越え方は主に二つに分かれています。
・寒さに負けないしっかりとした葉っぱをつけ続ける(常緑樹)。
・葉っぱにはあまりコストをかけず(=薄い葉っぱ)、冬の間はそれらを落葉させて消費エネルギーを抑える(落葉樹)。
どちらも地域に合わせた戦略となりますが、面白いのが
猛烈に寒いところ:常緑樹
寒いところ:落葉樹
寒さがあまり厳しくないところ:常緑樹
というように、間に落葉樹が挟まれた感じになっている事です。
実はこれは常緑・落葉だけでみるとこうなるのですが、葉っぱの形状も含めると以下のようになります。
猛烈に寒いところ:常緑樹(針葉樹)
寒いところ:落葉樹(広葉樹)
寒さがあまり厳しくないところ:常緑樹(広葉樹)
針葉樹は葉一枚一枚を針のように面積を小さすることで、猛烈に寒い=日照の少ない地域でも適切な状態になっている樹木です。
こちらでは年がら年中日差しが少ないため、敢えて落葉する必要もないので常緑となっています。
樹木という括りの中でも、多様な冬の乗り越え方がありますね。
人間も人生の中での冬をどのように乗り越えるか、色々工夫してゆきたいものです。