みっきーのリアル登山者の端書き#847『汗冷え』
夏場登山の大敵のひとつが、汗冷えです。
夏場は特に登山行程では汗をかきます。
その汗が衣類にしみこみ、濡れた状態になると、それが肌に接触して体を冷やしてしまうことを「汗冷え」と言います。
日差しの下では気になりませんが、木陰に入ったり急に日が陰ったときの冷えは激しく、体調を崩す可能性があります。
ただ、これが極端に起きているのは山ではなくて都会になりますね。
冷房がガンガン効いた室内と、室外機の熱やアルファルト、車の排熱で熱くなった屋外の寒暖差によって、もっと激しい汗冷えが発生し得る環境になっています。
登山では汗冷え対策のインナーなど、多様な装備で乗り切れますが、普段の街中の生活ではそんなものを着ている人はほとんどいないのではないでしょうか。
今日も身近な人が一人、それが原因と思われることで体調を崩してしまいました。
急激な変化はあまりにも負担があり過ぎるので、バランスを取った調整ができることが何よりですね。